日産自動車のテストドライバーは、約1000名という大所帯。その頂点に君臨するのが“トップガン”の異名を持つ加藤博義さんと松本孝夫さん。
そんなおふたりの“仕事着”といえば、なんといってもレーシングスーツです。特製デザインが施されたスーツは、テストドライバーという過酷な仕事には欠かせない重要なアイテム。
そんなレーシングスーツに刻まれたNISSANのロゴは、自動車メーカーの威信をかけて新車開発に挑んでいることの象徴であり、若手テストドライバーに自覚とプライドを持って仕事に臨んで欲しい、との思いから、加藤さんが社内規定を変えさせてまでこだわったポイントなのだとか。
そんなプロ意識の高いおふたりは、なぜテストドライバーという職を選び、どのようにして自らのテクニックを磨いてきたのでしょうか? 今回は、GT-R開発のキーパーソンであるおふたりの、人物像にスポットを当てます。