数々の記録と記憶を残したものの、時代の変化に抗うことはできず、惜しまれつつも2002年に生産中止となったR34「スカイライン GT-R」。
しばしのブランクを経て2007年に誕生した現行のR35「GT-R」は、エンジンをGT-Rのシンボルでもあった直列6気筒から、V型6気筒へとスイッチ。さらに“スカイライン”のネーミングを外すなど、全く新しい、そして、世界に打って出るグローバルスポーツカーとして生まれ変わりました。
もちろん、R35の開発拠点となったのも、“第2世代GT-R”と同様、市販車開発の聖地といわれるドイツ・ニュルブルクリンク。最終回となる今回は、GT-Rの開発を支えるふたりのトップガン、加藤博義さんと松本孝夫さんに、R35誕生の裏話と、2017年モデルの進化についてうかがいました。