2017年8月、マツダは初代「ロードスター」(NA型)のレストアサービスを開始するとともに、NAのパーツを再生産すると発表しました。
レストア(Restore)とは修復・復元の意味で、ユーザーのクルマを預かり、新車当時の姿へ修復するサービスです。NAは、1989年に誕生したオープン2シータースポーツで、登場からすでに28年、最終モデルでも19年の年月が経過。日本国内だけでも12万台を販売し、現在もなお約2万3000台が現存する人気モデルだけに、こうしたサービスを待ち望んでいたオーナーも少なくないでしょう。
とはいえ、自動車メーカーが過去に製造・販売したクルマのレストアを行うのは、極めて稀なこと。今回なぜ、マツダは初代ロードスターのレストアを行うことになったのでしょうか? その経緯とサービス内容を“ロードスターアンバサダー”としてレストア事業を率いる山本修弘さんに伺いました。