「2014年の1月にディズニーコーナーをオープンしました。現在は、ディズニーの公式アイテムを4万点以上取り扱わせてもらっています。当初は8000点程度だったのですが、この1年半で品揃えも充実してきました。
ディズニーコーナーはキャラクター別のナビゲーションがあったり、おもちゃ等があったり、対象年齢でニーズが分かれますね。カテゴリー別というより、キャラクター別で探すことができるようになっています。最近では『スター・ウォーズ コーナー』や“OTONAディズニー”といった、大人を対象にした商材も増えてきていますね。あと“アナ雪”も依然として人気が高いです」と話すのは、Amazon映像事業部バイヤー&マーチャンダイザーの柏倉秀行さん。自身も大のディズニーファンとのことで、付箋やミッキーマウスの手のコードホルダーなど、こだわりのグッズを使っているそうです。
――大人向けの商材が多いとおっしゃられましたが、そういったアイテム自体が増えているのでしょうか?
柏倉「増えていますね。キャラクターを少しアイコン化したようなものやシルエットなど、大人でも使いやすい商品が人気です。スーツケースでも、型押しなのでさりげなくミッキーマウスがデザインに採り入れられています。1927年にウォルトが発案し、ミッキーマウスの原点にもなった『オズワルド』というキャラクターがいるのですが、こうしたレトロ調のものも増えています」
同じくAmazonのハードライン事業本部・アソシエイトプロデューサーの栗林俊一さんは「男性って“モテたい”という感情があると思います。さりげないところでミッキーなりディズニーグッズを持っていることで、女性との話題になりやすい要素を持っておくみたいな(笑)。それがあまりにストレートだと厳しいので、『あれ?』と思わせるくらいがいいんです。このUSBチャージャーもそうですよね」と話し、コミュニケーションを円滑にする上でもディズニーグッズはひと役買っているとのことでした。
――GoodsPressの最新号の中に、何か購入したいものはありましたか?
栗林「全部と言いたいところですけど、38ページのお茶碗は良かったですね」
柏倉「31ページのスピーカーは欲しいと思いました。いいですよね」
気になる人気アイテムランキングは?
本誌52ページでも取り上げました、Amazonディズニーコーナーの人気&お勧め商品をここでご紹介します。
1位:「ミッキーマウス ミニーマウス/ペアマグ」(三郷陶器)参考価格2160円
やはりトップはディズニーのベストカップル。「プレーン・クレイジー」のミッキーとミニーが描かれています。
2位:「アナと雪の女王 ミュージカルフレンズ エルサ」(タカラトミー)参考価格3024円
根強い人気を誇るアナ雪グッズが2位に。前方に傾けると16種類のせりふを話し、「Let It Go」を歌います。
3位:「ネーム9キャップカバー プーさん」(シャチハタ)324円
シャチハタのハンコ、ネーム9のキャップに上からはめるカバー。
4位:「プリンセスお出かけトートバッグセット 白雪姫」(ディズニー)2780円
ディズニープリンセスのイラストが入った大小トートバッグセット。
5位:「ディズニーキャラクターズ ファブリックパネル」(lib)3065円
定番のディズニーキャラクターのイラストが描かれたパネル。
※価格はすべて記事掲載時のもの
本誌では紹介しきれなかった、Amazonお勧めアイテム
ディズニーといえば“音楽”も有名。サントラとともに、実は「楽譜」もそのひとつと、広報本部の三品容子さんは話してくれました。
「Amazonの本ストアで、ディズニーの楽譜が『和書』カテゴリーの中でもランキングトップに入ってくるんです。その影響力に驚きます。子どもが弾けるような曲の楽譜から、大人の初心者用も人気が高いですね」
さらに、柏倉さんお勧めは、人気のスマホゲーム「ツムツム」のフィギュアセット。
「小さいフィギュアを積んでいくだけですが、とても人気があります。1体のみが好きなのではなく、集合体が好きみたいで。本当のゲームのように積む楽しさがあります。デスク周りに並べて鑑賞しているようですが、勢揃いした感じがいいのか、コレクター魂に火をつけるんでしょうか」
世代を問わず楽しめるのがディズニーの魅力
三品:「ディズニー映画を観に行くと、子ども・親・祖父母と三世代で来ているご家族の多さに驚きます。鑑賞した後に、おじいちゃんがお孫さんに『楽しかったな~』と言っているのを見かけました」
この夏は、頭のなかで”感情たち”が繰り広げる冒険ファンタジー『インサイドヘッド』も公開され、ますます目が離せない作品が登場しています。グッズに映画に音楽に、もはや生活に根ざした広がりを持つディズニーワールドの魅力、さらにディープな情報に興味がある方は、発売中のGoods Press9月号を手にとってみてください。
(取材・文/三宅隆)
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