1989年2月に開催されたシカゴオートショーにおいて、世界初公開されたマツダ「MX-5ミアータ」こと、初代「ロードスター」。ライトウエイトスポーツカーを渇望していたアメリカはもちろんのこと、ヨーロッパや日本でも、その登場は大きな話題となりました。
眺めているだけでワクワクしてしまうキュートでコンパクトなボディ、まさにドライバーの“意のまま”に操れる軽快な走りを併せ持ったロードスターは、瞬く間に世界中のスポーツカーファンを魅了。今日へと続くライトウエイトスポーツカーの傑作となったのは、皆さんご存知の通りです。
あれから30年。今年2019年は、ロードスター誕生30周年というアニバーサリーイヤー。それを祝し、マツダから世界限定3000台の記念モデルが発表されました。お披露目の舞台となったのは、初代がデビューを飾ったのと同じシカゴオートショー。
ちょっと意味深なデビューとなったこの記念車は、どんなクルマなのか? そして、そこにはどんな思いが込められているのか? ロードスターの開発主査であり、チーフデザイナーでもあるマツダの中山 雅さんにうかがいました。