ザ・ノース・フェイスの人気リュック、誕生の裏にはアップルの存在があった

アウトドアブランドでトップクラスの人気を誇るザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)。サミットシリーズに代表される本格的なクライミングウエアやザックなどで培った技術力を活かし、近年は街でも使える機能的アイテムも充実しています。

中でもザ・ノース・フェイスの名前を広く知らしめたのが、大ヒットリュック「シャトルデイパック」。スクエアでアウトドアブランドらしからぬシンプルなデザイン。スーツに合わせても違和感がなく、多くのビジネスパーソンが背負っている姿を見かけます。

そんな「シャトルデイパック」、実は日本で企画され日本人が設計したモノなんです。

ここ4~5年で一気に広まった“ビジネス向けスクエアリュック”の元祖とも言うべきこの逸品は、いったいどういう経緯で誕生したのか。ザ・ノース・フェイスを日本で取り扱うゴールドウインの狩野茂さんによると、そこにはあのアップルが関係していました。

ゴールドウイン
ザ・ノース・フェイス事業二部長
エキップメントグループマネージャー
狩野 茂さん

バックパックやテントといったザ・ノース・フェイスのギア関連の開発責任者を務める。球体テント「ジオドーム4」も手掛ける。自身もキャンプ好きで最近はフライフィッシングにハマっている
 

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