ついに生産終了…。教習所からレースまで活躍した「CB400 SUPER FOUR」を振り返る

年々厳しくなるバイクの排ガス規制によって、これまでも多くのモデルが姿を消してきましたが、ついに教習車などで慣れ親しんだ人も多いホンダの「CB400 SUPER FOUR」と「CB400 SUPER BOL D’OR」の生産終了がアナウンスされました。教習車に使われるほど乗りやすく、それでいてレースでも活躍する走行性能を持ち、30年の長きに渡って多くのファンを惹きつけたこのマシンについて振り返ってみましょう。

抜群の乗りやすさから、教習車にも採用され、一方でベテランライダーを唸らせる走行性能も持ち合わせていた「CB400 SUPER FOUR」。かつては「NK4」などのネイキッドレースでも大活躍し、今でも草レースなどサーキットを舞台に元気に走っているマシンも少なくありません。

生産終了の理由は、2022年11月生産分からは継続生産車についても「令和2年排出ガス規制」が適用されるようになること。これはユーロ5と呼ばれる欧州の規制と基本的には同一のもので、排出ガスの規制のほかに、ABSや車載式故障診断装置(OBD2)の搭載なども義務付けられています。近年、小排気量車でもABSの搭載が進んでいるのはこのためで、もちろんモデルチェンジで規制に対応するという方法もありますが、30年以上前に設計され、国内専用モデルである「CB400 SUPER FOUR」にそこまでのコストをかけてモデルチェンジしても、コストを回収することは難しいと判断されたのでしょう。

 

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