これぞスーパーカー!熱狂 ガルウィング名鑑<ランボルギーニ編>

■ガルウィングだらけのランボルギーニ

やっぱりカウンタックは問答無用でテンションが上がりますよね。そんなスーパーカーを生み出したランボルギーニには、カウンタック以外にもガルウィング車が多数あります。ここからはディアブロやムルシエラゴといったイタリアが誇る“ランボコレクション”をどうぞ!

 

▼まさに悪魔のようなディアブロ

▲1990年に登場したディアブロ。イタリア語で「悪魔」を意味し、19世紀に活躍した闘牛の名前が由来

▲ミッドに搭載されたのは5707ccのV12。最高出力492ps/7000rpmというまさに悪魔のようなエンジンが積まれていました

▲ドアを開けると迫力倍増。なんだか威嚇されているような気にも…。ちなみにヘッドライトに注目してみてください。何かのクルマに似ていませんか?

▲真正面から顔付きだけ見てみると…そう、あれですね

▲正解は日産のフェアレディZ(Z32)。初期のディアブロはリトラクタブルヘッドライトだったんですが、デイライト法(常時ヘッドライトを点灯)の施行がらみでリトラがダメになり、白羽の矢を立てたのがZ32だったというわけです

 

▼あふれるパワーを4輪で受け止めるムルシエラゴ

▲ディアブロの後継的存在として2001年にデビューしたのがムルシエラゴ。こちらも19世紀に実在した闘牛の名前が由来

▲パワートレインは、6.2L V12エンジンに6MTの組み合わせ。最高出力は580ps/7500rpmと、500psオーバーどころか600psに手が届きそうなド級の性能に

▲たった2輪で600ps近いパワーを伝えきるのは難しいと判断したのかはわかりませんが、ムルシエラゴの駆動方式は4WDのみとなっています。まるで飛んでいるような問答無用のバックシャン

▲2006年にLP640へと進化し、排気量は6.2L→6.5Lに、最高出力は588ps→640psとなり、ついに600psオーバーという異次元のスペックに

▲バンパーに付着した虫の数が速度を物語ってます。ちなみにLP640の全幅は、なんと2m越えの2058mm。ハマー H2の全幅(2062mm)に限りなく近いとは…

▲ドアを開けてズラリと並ぶLP640。バリケードのようにも見えるし、何かを発射しそうな雰囲気も

 

▼触れたら切れそうなアヴェンタドール

▲ムルシエラゴに代わり、2011年にフラッグシップとして登場したのがアヴェンタドール。こちらの車名も闘牛に由来し、今にも突っ込んで来そうな佇まいです

▲エンジンは6.5LのV12で、最高出力は驚異の700ps/8250rpm。日本の「280ps自主規制」は何だったのか。馬力の数値だけに目が行きがちですが、発生回転数は8250という超高回転型エンジンです

▲運転席より「コックピット」の方がしっくりくるインテリア。もう10年以上前のモデルですが、すでに未来感あふれる雰囲気だったんですね

▲2016年に大幅に改良されて登場したのがアヴェンタドールS。動力性能の進化はもちろん、最新のテクノロジーも数多く採用されました

▲ドライブモードのパターンは「ECO」「NORMAL」「SPORTS」などが一般的ですが、このクルマにあるのは「EGO」。小粋なダジャレがアラフィフ世代に突き刺さります

▲ランボルギーニ最後のV12として、2021年に発表されたのがAventador Ultimae。誰ですか「ウルティマ」と読んだのは?

▲正しくはウルティメ。最高出力は780psとアヴェンタドール史上最強。0-100km/h加速はたったの2.8秒で、最高速は貴公子もびっくりの355km/hです

 

■カウンタックがまさかの復活!?

最後は6月に上陸したばかりの限定車(112台)「Countach LPI 800-4」。車名からも分かるとおり、オリジナルのオマージュモデルです

▲最高出力814ps・最高速度355km/hというバケモンです

ランボルギーニのガルウィング名鑑、いかがだったでしょうか。さすがにこれだけ見たらお腹いっぱいという方が多いかもしれませんが、ガルウィングはランボルギーにだけではありません。ライバルのフェラーリや、ガルウィングを初めて採用したメルセデス・ベンツなど、魅力的なマシンがまだまだあります。その辺は次回をお楽しみに!

<文/金子剛士(GoodsPress編集部)>

金子剛士|クルマのドレスアップ誌から中古車情報誌の編集部を経て、現在はモノ情報誌『GoodsPress』編集部所属。クルマやバイクといった自分で動かす乗りものが得意分野。DIYなどの手仕事も好きではあるが、絶望的に不器用。好きなものは昭和プロレス、嫌いなものはサランラップ。

 

 

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