「ここにすっぺ!今すぐキャンプ場やっぺ!!」一目惚れした土地の魅力

■広々とした芝生エリアも樹種豊富な林間エリアも「キャンプに来た特別感」をくれる素敵な場所

▲「-be-」の芝生エリア。広々とした抜け感にところどころに生きる木々がthe キャンプ場の良き雰囲気を生み出している

“居抜き”キャンプ場ですので、施設や設備、場内の整地などがある程度整っています。「この場所で自分たちのキャンプ場を始めよう!」決めた理由のひとつです。ですが、それ以上に、ここの自然をみんなに楽しんでほしいと思ったからこそ、ここでキャンプ場をやりたいと思ったのであります。

「こんないい場所が放って置かれたままなんてもったいない」これが、僕がはじめてこの土地を見たときに最初に感じた印象です。

▲初めてこの場所を見たとき「ここにすっぺ! 今すぐキャンプ場やっぺ!!」と思いがけず叫んでしまった

管理棟前は広々とした芝生のエリアなのですが、視界が開けていて、しかもところどころいい塩梅で木が生えている。キャンプ場に到着して車を降りて、「うおーキャンプ場にきたぞー! 気持ちいいー!」ってなれるような、そんな景色です。

日当たりが非常に良いエリアで、秋のキャンプでは朝日にあたりながら焚き火を楽しめばポカポカなんです。

正式オープンの春先もこの地域は少し冷えます。4月5月もこの朝日と焚き火の組み合わせで、キャンプの朝をのんびり過ごせるんだろうなぁと今からワクワクしています。

▲林間エリアは雰囲気抜群。写真は10月時点だが、春先の新緑もこれから楽しみで仕方がない

また、場内の半分以上は木々に囲まれた林間エリアになります。場内には白樺や唐松、モミの木など、平地とは異なる、高地ならではの木々が生きています。

普段見ない木々に囲まれているので、より一層「あぁ…キャンプに来たんだなぁ」としみじみ感じられて、よりリラックス。秋に紅葉で色づいた森の中で作業休憩にお茶を一服する時間がすごく贅沢でした。

▲紅葉と青空と秋の雲。キャンプ中にふと上を見上げてこの景色だったらどれだけ気持ち良いか。作業の合間の一服が最高だった

ちなみに、周辺の木々と異なる樹種が多く、紅葉が少し早いというのも個人的には好きです。この地域、冬は非常に冷え込み、営業ができません(夜間氷点下15℃前後まで冷える日も少なくない)。ですが、キャンプ場の景色は冬も美しいんです。

葉が全て落ちきって、木々のシルエットがよく見える。葉っぱがない分、奥まで見通せるのもすごく気持ちが良い。そこに青空が合わされば、思わずため息がこぼれてしまうほど。

だから、擬似的にでもこの地域の冬の景色を、秋の営業でキャンパーさんにお見せできるのはすごく嬉しいことだなと思っています。

▲キャンプ場の一番好きな光景はこの冬枯れの森の様子。遠くまで見通せて、そこに青空がのぞけば気分は最高

来春には新緑の明るい緑が毎日毎日すこしずつ広がっていく中でキャンプを楽しんでいただけるでしょう。夏は気温はあがったとしても湿度が低いので、すごく快適な地域なんです。林間の木陰にコットを出して、夏のお昼寝も最高だなぁ。

▲友人作のエサ台に集まるヤマガラ。高めの「ビービービー!」が聞こえたらこの子たち。ちょこまかとかわいいやつ

集まる鳥たちも多いんです。今のところシジュウカラ、アカゲラ、ヤマガラ、カケス、フクロウ、カワラヒラを見かけます。他にも季節が秋から冬に変わるタイミングで初めて聞いた鳴き声や見かけたことがない鳥の姿もありました。

春や夏にも様々な鳥たちが訪れるんだろうと思うと今からワクワクが止まりません。そんな鳥たちを探しながら、眺めながらゆっくりとキャンプを楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

【次ページ】「素の自分に戻ってキャンプを楽しめる」がコンセプト

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