格闘家・青木真也の「ムダなきモノ選び術」【2】

■「試合だけしに行くなら機内持ち込みサイズのバッグだけで十分」

ー今日持ってこられていたオガワンドとマウンテンマーシャルアーツのバッグもかなり軽いですね。

 

青木 せっかく荷物が軽くても、それを入れるバッグ自体が重かったら意味がないですからね。バッグも軽さが大事です。このバッグは軽くて、収納力があって、タフなので気に入ってます。

先日韓国で柔術の試合があったんですが、そのときもこれだけ持って行きました。試合だけしに行くなら機内持ち込みサイズのバッグだけで十分なんです(笑)。飛行機で荷物を預けちゃうと、出てくるまで待っていなければならないですし、トラブルで届いてないなんてこともあるじゃないですか。できるだけシンプルにしたいんですよ。

ただ、いくら軽くても移動のときにサンダルを履くってことはほとんどないですね。何かにぶつけたり、踏まれてケガをする可能性があるので、シューズを履くようにしています。

オガワンド×マウンテンマーシャルアーツのバックパック。20〜30ℓのサイズ調整ができ、撥水性もある。

オガワンド×マウンテンマーシャルアーツのバックパック。20〜30ℓのサイズ調整ができ、撥水性もある。

 

ー今日のバッグの中身は練習道具だけですか?

 

青木 プロテインを入れたシェイカーも入ってますね。これは練習用ではなくて補給用。今日は練習の前後に取材が3件あって、夜にはイベントがあるんです。移動が多いし、食事の時間がどこでとれるか分からないので。今日に限らず、そういう日は持ち歩いていることが多いです。

練習日でなくても忙しい日は持ち歩くプロテイン&シェイカー。DNSのもの。

練習日でなくても忙しい日は持ち歩くプロテイン&シェイカー。DNSのもの。

 

ー仕事道具でもプライベートでも、青木さんの中でモノ選びの基準が凄くはっきりしていることが分かりました!

 

青木 自覚してなくても、誰でも何かしら基準はあるはずですよ。僕はそれがちょっと極端なだけだと思います(笑)。

 


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(文/神津文人 写真/伊藤恵一)

こうづふみひと/エディター、ライター

こうづふみひと/エディター、ライター

カルチャー誌ファッション誌、モノ誌とメンズ誌の編集部を渡り歩いてフリーランスに。現在はフィットネス関連、スニーカー関連を中心に雑誌やWebメディアで執筆中。『青トレ:青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)にも携わった。

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