■筆者が独断で選ぶ、2023年ハイコスパスマホ5選
これから4年間使う前提で、コストパフォーマンスファ高いと思われる5機種を選んでみた。価格が安いものから紹介します。
▼AQUOS sense8(シャープ公式オンラインストア価格:5万6980円)
Snapdragon 6 Gen 1を搭載するミッドレンジモデル。約6.1インチのディスプレイを搭載しつつ、横幅が約71mmとスリムで片手での操作がしやすい。約159gという軽さも大きな魅力です。
シャープは上位モデルのAQUOS R8 pro/R8にライカ監修のカメラを搭載し、このsense8にはライカのロゴはありません。しかし、広角(約5030万画素)+超広角(約800万画素)のデュアルカメラの画質は良好。防水・防塵に加えて、耐衝撃性能もあり、安心して長く使えること請け合いです。
▼Google Pixel 7a(グーグルストア価格:5万9800円)
2023年10月に発売された最新のGoogle Pixel 8は11万2900円ですが、5月に発売されたPixel 7aは前世代の廉価版とあり、半額程度で購入できます。されど普段使いには十分なミドルハイ仕様で、約6.1インチのディスプレイ、広角(64メガピクセル)+超広角(13メガピクセル)のデュアルカメラを搭載。多彩なAI機能も楽しめます。
Pixel 8のアップデート保証が7年であるのに対して、Pixel 7aは5年ですが、これから4年間使うのであえば、それで十分ですよね。
▼Xiaomi 13T(auオンラインショップ価格:7万4800円)
シャオミはXiaomi 13Tシリーズとして、ベーシックモデルのXiaomi 13Tをau、UQ mobileから、上位モデルのXiaomi 13T Proをソフトバンクおよび直販にて販売しています。どちらもコスパは高いのですが、できるだけ購入費を抑えたいなら、Xiaomi 13Tを選ぶのが得策。約6.7インチのディスプレイ、約5000万画素をメインとする3眼カメラなど仕様の多くは共通。デザインも同じです。
上位モデルのXiaomi 13T Proがハイエンド向けの「Dimensity 9200+」というプロセッサーを搭載しているの対して、Xiaomi 13Tはミドルハイ向けの「Dimensity 8200-Ultra」を採用しています。そこが最大の差分ですが、ヘビーユーザーを除けば、体感的な違いはほとんどないはずです。
▼motorola razr 40s(ソフトバンクオンラインショップ価格:12万1680円)
2023年に日本市場向けに積極的に新製品をリリースしたモトローラ。8月にmotorola razr 40 ultraというハイエンドの折りたたみモデルをリリースしましたが、12月に発売したミドルハイのmotorola razr 40のほうが安くて、おサイフケータイにも対応しています。
motorola razr 40は直販モデルが12万5800円で、ソフトバンク版のmotorola razr 40sは12万1680円。ハードウェアは共通で、ソフトバンク版はカラバリが1色多く、サマーライラックという色を選べることも魅力。さらに、「新トクするサポート」を利用することで実質負担額を3万1824円まで抑えられます。「折りたたみスマホに興味があって、試してみたい」という人には格好のモデルとしておすすめします。
▼iPhone 15(アップルストア価格:12万4800円〜)
アップルでは2021年9月に発売されたiPhone 13(9万5800円〜)や、2022年3月に発売されたiPhone SE(第3世代)(6万2800円〜)も購入できますが、どちらも、これから4年使い続けると、「古いiPhone」という印象が濃くなってきそうです。
iPhone 15は、上位モデルのiPhone 15 Proと同じDynamic Islandを搭載する新しいデザインになり、接続端子もLightningからUSB-Cに変更されました。長く使う上でも安心です。4年後に3万5000円で下取りしてもらえたとしたら、実質的には約9万円と捉えることもできます。
SoCは上位モデルがA17 Proチップで、iPhone 15がA16 Bionicチップという差分がありますが、ハイエンドと呼べる性能を備えています。もうひとつ大きな差分としてカメラが挙げられます。iPhone 15には望遠カメラが搭載されていません。しかし、使用する画素の切り替えで、光学2倍ズーム相当で撮影することができます。普段使いで不便を感じることはないでしょう。
機種選びの参考にしていただけると幸いです。
<文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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