■シリーズ最新作が待望の劇場公開!『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のガンプラが2024年にはリリースラッシュ!
2024年に控えるガンプラの新作として注目なのが、2024年1月26日に公開される『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のキットだ。「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」でお馴染みのフリーダムガンダムやジャスティスガンダムを想起させる、ライジングフリーダムガンダムとイモータルジャスティスガンダムが登場。今回は可変機構を備え、ガンプラでも再現できるようになっていると、ガンプラの開発を担当しているBANDAI SPIRITS ホビーディビジョンの栗原直也さんは話す。
「両機体は、共通のフレームを使っている設定になっており、ガンプラでも同じような変形ギミックを採用しました。その上で、ライジングフリーダムガンダムで言えば、モビルアーマー(以下、MA)形態へ移行した際に腹部側へ取り付けるシールドの一部が上下にカパッと開き、そこのジョイントにビームライフルをセットできるなど、劇中と同じような仕組みにしています」(栗原さん)
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のガンプラでは、新規と既存の両ファンをターゲットにしていたのに対して、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のガンプラは、既存の“SEEDファン”をメインターゲットとし、作りやすさは追求しつつも、変形機構の再現度を含め、できるだけ高い満足感を得られるような仕様にこだわったという。
「新たに変形機構を採用しつつも、股関節に設けたスライド機構などによって、両機体特有のポージングがしっかりと取れるようにしました。『HG 1/144 ライジングフリーダムガンダム』ではフリーダムガンダムならではの“ハイマットフルバースト”(一斉射撃)状態で飾れます。『HG 1/144 イモータルジャスティスガンダム』ならインフィニットジャスティスガンダムのような“蹴りのポージング”も思いのままです」(栗原さん)
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のHGシリーズのガンプラは「SEEDアクションシステム」という内部構造を採用し、どのキットも劇中で印象的なポーズが取れるようになっている。
「具体的には首、肩、胴という3カ所がより大きく動くように設計し、みんなが再現したくなる“見得を切る”ようなSEEDらしい決めポーズの再現を可能にしています。約20年前にアニメの放送に合わせて発売されていた『機動戦士ガンダムSEED』のガンプラでは、どうしても『劇中のように飾れない…』と感じるところがありました。今回はそのあたりを注力して“イチ押しのポイント”とし、アニメの新作を約20年待っていた“SEEDファン”に満足頂ける仕様にできたと自負しています」(栗原さん)
ライジングフリーダムガンダムのキットには“偏光成形”されたビームシールドが付属。光の当たり方や見る角度によって表情が変わるようになっている。20年前に発売された『HG 1/144 ストライクフリーダムガンダム』にもビームシールドが付属したものの、それはあくまでも色の付いたクリアパーツ。そのあたりも約20年前のガンプラからのアップデートとして“SEEDファン”が楽しめるようになっているわけだ。
「“偏光成形”のエフェクトパーツは、ゲルググメナースという機体のキットにも採用しています。取り付けるシールドは、パーツの差し替えで収納と展開の両状態を再現できるようにしました。設定画を見た時に『このシールドはどうなっているの?』と注目したポイントであり、劇中でどう使われるのか、私自身も楽しみにしています」(栗原さん)
エフェクトパーツでいえば同作品に登場するブラックナイトスコードシヴァとブラックナイトスコードルドラの機体を再現したキットのビームマントにも注目だ。
「グラデーション印刷を施した軟質素材を使っています。布や紙とは異なる、しっかりとした素材感で厚みもあります。そのあたりもぜひ、劇中のシーンとともに楽しんで頂きたいですね」(栗原さん)
■というわけで2024年に注目したいガンプラはコレ!
BANDAI SPIRITS
「HG 1/144 ライジングフリーダムガンダム」(2640円)
©SOTSU・SUNRISE
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する「ライジングフリーダムガンダム」のキットは一部パーツの差し替えによってMA形態への変形が可能だ。“偏光成形”のビームシールドとともに攻守を兼ねたシールドも付属。クリアのエフェクトパーツを取り付けて劇中のイメージを楽しめる。
付属する2本のビームサーベルの連結や、腰部レールガンの砲身が伸びるなどのギミックは“フリーダム”と名が付くガンダムならでは。2024年1月26日発売予定
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BANDAI SPIRITS
「HG 1/144 イモータルジャスティスガンダム」(2640円)
©SOTSU・SUNRISE
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する、イモータルジャスティスガンダムのキット。「HG 1/144 ライジングフリーダムガンダム」と同様にMA形態への変形に対応し、攻守を兼ねたシールドが付属。
インフィニットジャスティスガンダムでお馴染みのブーメランは両腰の装甲にマウントでき、クリアのエフェクトパーツを取り付けられる。膝から爪先部にかけて展開されるビームカッターは、クリアのエフェクトパーツを取り付けることで再現でき、ダイナミックな“蹴り”のポージングも思いのままだ。2024年1月26日発売予定
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BANDAI SPIRITS
「HG 1/144 ブラックナイトスコードシヴァ」(2970円)
©SOTSU・SUNRISE
その名のとおり、騎士を想起させるデザインが特徴。パーツの差し替えとリード線の取り付けによって、シールドの射出状態を再現だ。
グラデーション印刷されたビームマントを装着できるほか、胸部のアーマーを展開したり、爪先部にエフェクトパーツを取り付けたりすることにも対応。様々な形態のディスプレイを楽しめる。
題材となる機体が『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』でどんな活躍を見せるのか、期待感が非常に膨らむキットだ。2024年2月発売予定
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BANDAI SPIRITS
「HG 1/144 ゲルググメナース(仮)」(3190円)
©SOTSU・SUNRISE
往年のガンダムファンには懐かしい“ゲルググ”の名を冠したキット。こちらも『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する機体が題材で、高い機動性を感じさせる大型ウィングを装備。可動式の構造により、リニア砲やミサイルランチャーを前方に構えることができる。
“ゲルググ”の象徴的な武器である近接戦闘用のビームナギナタが付属。グリップは腰部後方にマウント可能だ。レールガンを両手持ちできるなど肩部の可動域も広い。2024年3月発売予定
■『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の公開に合わせてリリースされるTVアニメで登場した巨大可変MSも初のガンプラ化!
BANDAI SPIRITS
「HG 1/144 デストロイガンダム」(1万4300円)
©SOTSU・SUNRISE
TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する機体を、全高約390mmのビッグサイズでキット化。同スケールのガンプラと一緒に飾り、巨大さを実感したい。
劇中さながらにMA形態への変形が可能。ロック機構を多数採用し、MSとMAの両形態時における安定性を確保している。
全長約260mmの大型エフェクトパーツ(“偏光成形”のもの)とともに一斉掃射を再現可能なクリアパーツも付属。五指は各関節で動くようになっており、様々な表情を付けられる。2種類の台座が付属し、浮遊と接地の両状態のディスプレイが可能だ。2024年3月発売予定
<取材・文/ナゴヤリュータ>
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