【理由①】他の追随を許さない圧倒的組立てやすさ
「コットワン コンバーチブル」の最重要ポイントは、その組み立てやすさにあります。
シート両端にポールを差し込みフレーム(脚パーツ)をポールに取り付ける、というのは他のコットにも共通することですが、そのフレームの取付方法がとにかく画期的。
テコの原理を利用した独自の構造で、フレームをポールに引っ掛けたら、レバーを下げるだけ。“カチッ”と音がなれば、固定完了です。
軽く体重をかけるだけでセットアップできるので、誰でも安心して組み立て可能。片付けも非常に簡単で、レバーを軽く押しながら、両側面にあるパーツを押すだけでロックが解除されます。
今でこそ、テコの原理を利用したフレーム構造や、簡単操作のフレームロックが当たり前になっていますが、最初に開発したのは私の覚えている限りヘリノックスが初めてです。
また、フレームの強度についても、さすがヘリノックスと言ったところ。
コットもチェア同様、耐荷重が設定されており、一般的なコットの耐荷重は80kg〜100kg程度のところ、「コットワン コンバーチブル」は静荷重での耐荷重が145kg。数あるコットの中でもかなり高水準です。
「DAC社のポールをファニチャー類に使用できる唯一のブランドがヘリノックス。人の荷重を支える安全性が求められるコットというアイテムにおいてDAC社のポールに精通していることに加え、設計上の高い技術を持っているからこそ、ここまでの耐荷重性能が出せるんです」と長井さんは話します。
※DAC社とは、その強度・品質・精度の高さから世界的にも熱い支持を集めているアルミポールの世界的トップブランド。ヘリノックスはそんなDAC社のファニチャー開発から始まったブランド。
この、人を選ばない耐荷重性能の高さもこれほどまでに人気となった理由のひとつではないでしょうか。
【理由②】独自構造と専用開発のシートが生み出す快適性能
快適に眠れるコットか否かはシートの張り具合も大きなポイント。張りが弱いと横になった際に沈み込んでしまい、肩周りが窮屈で圧迫感を感じたり、寝返りが打てずその都度目が覚めてしまったり。張り具合によっては、いっそのことコットを使わずにそのままマットを敷いて寝た方が眠れる...なんてこともあります。
この点についても、「コットワン コンバーチブル」はとにかく段違いで、軽く指で弾いた時に“ボンッ”とまるで太鼓を叩いたときのような音が鳴るほど。
この寝心地の良さにも、さきほど紹介した独自のフレーム構造が関係しているのだとか。
「テコの原理によりシートにテンションをかける構造と、荷重を受け止めるフレーム形状、そしてポールを含むパーツ類の強度などが全て相まって、沈み込みやゆるみに強いんです」(長井さん)
実際に横になってみるとよく分かりますが、自宅用の高反発マットレスのように沈み込みを抑えてくれます。体重80kgの私ですら快適に眠れるほどの反発力で、寝返りを打っても気になりません。他に比べてきしみも少ない印象。
私のコットワンは購入して5~6年ほど経過していますが、シートのヘタリ、たるみを特に感じることもなく、寝心地の良さは変わらず。…気づいていない可能性もありますが。