【開発裏話】ランタンスタンドの定番スノーピーク「パイルドライバー」は釣り用品が原型だった?

【The ORIGIN of the CAMP GEAR】

「パイルドライバーは元々釣り用品としてスタートしたギアなんです」

そう話すのは、スノーピーク企画開発本部長の林さん。スノーピークといえば、品質やデザイン性の高さから人気を集めている、キャンプを楽しむ人なら誰もが知る老舗アウトドアブランドです。

「パイルドライバー」(7150円)はキャンプサイトでランタンを吊るすために使う、“ランタンスタンド”と呼ばれるギア。

▲地面に打ち込み自立させる方式なのでサイトがスッキリ見える

カメラの三脚のような構造のランタンスタンドが多いなかで、異質とも言えるビジュアルの「パイルドライバー」。見た目が金属の棒なので、キャンパー以外に“これなにに使う棒? 武器? "と言われたことがある人も少なくないのでは?

使い方はそのシンプルなデザイン同様非常に簡単で、ポール最上部を握って地面に向かって打ち込むだけ。

ただ、打ち込む際に、ハンガー部分に手をハサミがちなので、ご注意を。失敗するとすごく痛いんですよね…

▲先端をハンガー部分ごとしっかり握り込んで打ち込みます

長さが最短110cm、最長240cmの間で無段階で調節可能なので、例えばソロ・デュオキャンプなら低めに、ファミリーキャンプ・グループキャンプなら高めに、と人数やキャンプスタイルを選ばずに使用できます。

長さ調節は蝶ネジを締めるだけ。この使いやすさも人気の理由ですね。

▲蝶ネジを締めるだけの簡単調節なので使い方も迷わない

また、三脚タイプのものと異なり脚を広げる必要がないので、狭いスペースにも立てられるというのもメリットですね。キャンプ場によっては狭めのサイトもありますから。

そんなパイルドライバーが、元々釣り用品…? 一体どういうことなんだ?

【次ページ】実は元々"釣り用品”で人気だったスノピ

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