iPhoneの文字入力でGoogleの「Gboard」を使うメリットはある?|iPhoneでGoogle

■Gboardで文字を入力しみてみよう

準備が完了したら「メモ」アプリなどを開き、文字を入力する状態で、キーボードの左下にある地球儀のアイコンを長押しします。表示された「Gboard」の欄をタップすることで、キーボードが切り替わります。

Gboardを使うための設定手順

▲「メモ」アプリを開き、キーボードの左下の地球儀アイコンを長押しして、「Gboard」を選ぶ(左)。Gboardのキーボードが表示された(右)

あとは文字を入力することで変換候補が表示されます。純正のIME(今回は「日本語-かな入力 フリックのみ」)と比べてみると、表示される変換候補は幾分かGboardの方が実用的に思えます。

標準キーボードとGboardの変換候補比較

▲両キーボードで変換候補がかなり違うのがわかる

例えば、「あっぷる」と打ち込んだ際の変換候補として、iOS標準の日本語キーボードでは絵文字や、半角の「Apple」、「アップルパイ」などが表示されているほか、ほかの日本語を誤入力したような扱いで、漢字をベースにした変換候補が提案されているのがわかります。

一方で、Gboardの変換候補には、「アップルパイ」や「アップルストア」、「Apple Pay」などの変換候補が表示されていました。

 

■キーボード画面から検索機能などを使う

Gboardでは、キーボード画面から検索や翻訳機能などを使えるのも特徴です。キーボードの左上にある「G」のアイコンをタップし、表示された入力欄に調べたい内容を入力します。

Gboardの手順操作画面

▲左上の「G」アイコンをタップ(左)。検索欄にカーソルがあった状態に(右)

例えば、「りんごを英語で」と入力すると、Googleで検索した結果として「Google翻訳」での翻訳結果が候補に表示されます。その結果をタップすることで、「apple」という翻訳結果をテキストフィールドに入力できるわけです。

Gboardの手順操作画面

▲ここでは「りんごを英語で」と入力し「検索」をタップ(左)。表示された翻訳結果をタップすると、テキストフィールドに結果が入力された(右)

なお、この機能はキーボードのフルアクセスを有効にしていないと利用できません。また、検索機能として入力した内容はGoogleに送信されますが、普段のキーボードでの入力内容はGoogleに送信されることはない、とされていることを認識しておきましょう。

*  *  *

Gboardを必ず使う必要はありませんが、もしiOS標準の日本語キーボードでは満足できない部分があるという場合、一度使い心地を試し、どちらが良いか検討してみてください。

なお、「設定」アプリから「一般」→「キーボード」→「キーボード」を選び、「編集」をタップして表示される赤い「ー」を選択すると、すでに設定しているキーボードを削除することもできます。キーボードの切り替え操作において、「Gboard」以外のキーボードが邪魔な場合、あるいは一度設定した「Gboard」を削除したい場合には、この操作で消すことができるので併せて覚えておきましょう。

>> iPhoneでGoogle

<文/井上 晃

井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。X

 

 

 

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