「所詮スマホでしょ…」なんて思ったら大間違い。プロも感激する“Xiaomiライカ”の懐の深さ

■レンズ交換式の一眼レフカメラが1台のスマホに集約されているような使い心地

ライカのクアッドカメラシステムは12mm〜240mmまでの6つの焦点距離をカバーしています。その中でも23mmのメインカメラにはF値1.63〜4.0の無段階可変絞りが採用されています。

絞りを動かすことで、取り込む光の量を調整するとともに、被写界深度(ピントが合う範囲)を深くして、画面全体にピントの合った、シャープな画像を得ることができます。

▲シャッタースピード1/120秒、F1.63、ISO250、35mm換算46mm、Leica NATフィルター

▲シャッタースピード1/160秒、F4.0、ISO640、35mm換算46mm、Leica NATフィルター

絞り値を変えることで、ピントの合う範囲を調整できます。上の写真ではキヤノンのロゴにピントが来て、レンズはボケることで、ロゴ部分が強調されます。

下の写真は、被写体であるカメラ全体にピントが合ってシャープに写っているので、ブツ撮りで被写体の全体をしっかり見せたいときに適しています。

▲シャッタースピード1/3000秒、F1.8、ISO50、35mm換算12mm、Adobe Camera RAWで現像

ほかにも、広角レンズで大胆な構図のポートレート撮影に挑戦してみたり…

▲シャッタースピード1/120秒、F1.63、ISO80、35mm換算46mm、Leica NTフィルター

メインカメラで見せたいものにピントを合わせて周りをぼかしたりと、使用感はまるで“レンズ交換式の一眼レフカメラ”のよう! 本格的すぎます。

【結論】小さくて軽くて画質が良いなんて…最高じゃないか!

正直なところ、「カメラに力を入れてます」といわれたところで、正直「スマートフォンのカメラだしな…」と思っていました。しかし、実際に手にとって撮影してみると、そのクオリティの高さに良い意味で期待を裏切られました。

シンプルにカメラとして使いやすく、画質も申し分ナシ。サイズも普通のスマートフォンと変わらない大きさ。カメラって持ち出さなくては意味がないので、“小さくて軽い”は正義なんですよね。

普段はスマホで積極的に写真を撮るタイプではないのですが、「Xiaomi 14 Ultra」を借りている間は、常に持ち歩いて、パシャパシャ写真を撮っている自分がいました。

カメラが趣味の人には手軽に持ち出せるサブカメラとしてオススメですし、これから写真をはじめてみようかなと思っている人にも、カメラ沼への第一歩として、ぜひ使ってみて欲しい“カメラ”でした。

>> Xiaomi「Xiaomi 14 Ultra」

>> 趣味カメラの世界

<取材・文/田中利幸 モデル/久木田帆乃香 取材協力/Xiaomi>

田中利幸|ファッション誌などでブツ撮りやポートレートを中心に活動するフォトグラファー。カメラ・ガジェット好きで自身で運営するブログ「Tanaka Blog」において、カメラやガジェットに関するちょっとマニアックなことを書いている

 

【関連記事】

◆4年ぶりに新作登場!AF、動画性能など全面的に進化した「EOS R5 Mark II」
◆“いかにも”じゃないカメラバッグを探しているならハロルルの「Von(ボン)」はいかが?
◆音も撮れる“チェキ”!? 思い出全部を切り取る新感覚インスタントカメラ

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする