所有欲を満たすルックスと約4020万画素が織りなす富士フイルム「X-T50」の“深み”とは

■その真価は見た目だけにあらず。最新センサーと進化したオートフォーカスに注目!

ここからは実際に「X-T50」で撮影した作例で、最新世代のセンサーや進化したAF(オートフォーカス)などについて見ていきたいと思います。

▲ シャッタースピード1/2500秒、F5.6、ISO500、焦点距離68mm(35mm換算)、フィルムシミュレーション:NOSTALGIC Neg.、XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ

「X-T5」と同じ、第五世代「X-Tran CMOS 5 HR」センサーと「X-Processor 5」を搭載。4020万画素の高解像センサーは細部まで繊細に描写します。

レビュー用に借りた「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」は、Xシリーズ用の交換レンズとして最小・最軽量の携帯性を重視したレンズですが、写りに関しても妥協がなく、思っていたよりも良く写ります。

▲ シャッタースピード1/2500秒、F3.5、ISO250、焦点距離23mm(35mm換算)、フィルムシミュレーション:REALA ACE、XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ

パキッとメリハリの効いたコントラストが特徴のフィルムシミュレーション「REALE ACE」。

空の青と緑がキレイに発色しています。素直で癖のないキレイな発色は富士フイルムのカラーに対するこだわりが感じられます。

▲ シャッタースピード1/400秒、F5.0、ISO400、焦点距離41mm(35mm換算)、フィルムシミュレーション:NOSTALGIC Neg.、XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ

歩きながら撮影しても、瞳にAFをきちんと合わせてくれます。あえてメガネをズラした、AFには少々意地悪なシチュエーションでも、安定して被写体を追従していました。

ボディには手ぶれ補正機能が搭載されていて、歩きながらラフに撮ってもしっかりとブレを防いでくれます。

▲ シャッタースピード1/250秒、F5.6、ISO400、焦点距離68mm(35mm換算)、フィルムシミュレーション:CLASSIC Neg.、XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ

レンズキットとして販売されている「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」。望遠端での絞りは5.6とそこまで明るくはないですが、結構寄れるのでボケを活かした撮影もできます。

WEB用にリサイズされた写真でも、髪の毛一本一本をきっちりと解像しているのが分かります。これは「X-Tran CMOS 5 HR」センサーの本領発揮といった感じでしょうか。

■コンパクトなボディに秘めたる最高画質が“写真欲”を掻き立てる!

本機は、丸みを帯びたクラシカルでコンパクトなボディに、最新世代のセンサーとプロセッサー、ボディ内手ブレ補正機構と進化したAFアルゴリズムなど、Xシリーズの最新の性能が満載。

アナログな操作性が楽しめるダイヤル・オペレーションやオシャレな外観など、カジュアルに楽しむだけではなく、画質にも妥協したくないユーザーにもうってつけだと思います。

レンズキットの「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」との組み合わせについても、総重量が約570gと、持ち歩きが苦になりません。しかも、Xシリーズのレンズラインナップはコンパクトで高性能なレンズが豊富にあるので、「X-T50」の実力をさらに引き出すのも大いにアリ!

さて、次回も引き続き「X-T50」を深堀りします。次回は、今回チラッと登場した「フィルムシミュレーション」を活用した作例をたっぷり紹介。SNSで映えること間違いナシですので、ご期待ください!

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<取材・文/田中利幸 モデル/田淵瑚都(@tako_ism) 取材協力/FUJIFILM>

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