Amazonの音声コンテンツ配信サービス「Audible(オーディブル)」が、11月25日に今年最も聴かれたコンテンツ「Audible ベスト・オブ 2024」を発表しました。
■今年最も聴かれた「Audible ベスト・オブ 2024」を発表
オーディオブックの1位は、2024年の本屋大賞を受賞し、紙の書籍でもベストセラーとなった宮島未奈の『成瀬は天下を取りにいく』。2位には、東野圭吾がAudibleのために書き下ろした新作『誰かが私を殺した』。人気作家・池井戸潤の『俺たちの箱根駅伝』、世界的に話題になった『イーロン・マスク』もランクインしています。
Audibleはポッドキャストを聴くこともできますが、ポッドキャストの1位は『ほんとはヤバい平安ワールド ~「光る君へ」がもっと面白くなる』 。大河ドラマを観ている人に人気を集めたようです。2位には、これを聴くためにAudibleを始める人も多いという『宮藤官九郎が愚痴をコントにさせていただきました』。他に、星占いや英会話などの教養番組も人気を集めたようです。
■月額1500円でオーディオブックが聴き放題
そもそも「Audibleって何?」という人もいるかもしれません。まず、Audibleがどういうものかを説明しておきましょう。
Audibleはスマホやタブレットで聴けるオーディオブックの配信サービス。以前は月額1500円(税込)で、毎月付与される1コインでオーディオブックを1冊聴ける仕組みでしたが、2022年1月に月額料金はそのままに聴き放題に移行。12万以上の作品が聴き放題で利用できるようになりました。
その後、作品数が増えて、2024年4月には20万を超えています。なお、単品で購入できる作品もあり、それらは会員にならなくても購入できます。
Amazonが提供するサービスなので、Amazonの会員であれば簡単に入会でき、月額料金はAmazonに登録してある決済方法で支払えます。パソコンでも聴けますが、パソコンでは作品のダウンロードは不可。スマホではストリーミングでもダウンロードでも利用できるのが便利です。
Amazonの「Echo」シリーズなど、スマートスピーカーにも対応しています。「アレクサ、本を読んで」と話しかけるだけで、聴きかけのオーディオブックの続きを再生してくれます。外出時にはスマホ+イヤホンで聴き、自宅に戻ったらスマートスピーカーで聴くといった使い分けもできるわけです。
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