プラモの達人お墨付き!作るのが楽しい最新プラモデル5選【達人のプラモ術<番外編>】

【達人のプラモ術】

■SFメカ三昧だった達人の2024年

あけましておめでとうございます! 2025年も「達人のプラモ術」をよろしくお願い致します!

2024年も沢山プラモデルを作りました。「達人のプラモ術」連載で製作した作品とは別に作ったものと言えば、SF系のガレージキットが多かったです。

『エイリアン』の宇宙貨物船“ノストロモ号”、TVドラマ『謎の円盤UFO』に登場する地球防衛組織シャドウの“スカイ1”(海中で潜水艦と分離して水中から発進する戦闘機)、映画『宇宙戦争』で登場する火星人のメカ“マーシャンウォーマシン”。昨年末からも映画『ミクロの決死圏』に登場した“潜水艇プロテウス号”(人体内部で活躍)を作っているし…いやホントにSFメカしか作っていませんねぇ。

あと昨年発売された『2001年宇宙の旅』の“宇宙ステーションⅤ”(「プラモの達人が気になった2024年発売のキャラクター系プラモデル6選」でも紹介)も作りたいし…。2025年もSFメカ、マイブームはまだまだ続きそうです。

▲映画『エイリアン』に登場するノストロモ号のレジンキット

▲サンダーバードでお馴染み、ジェリーアンダーソンが手掛けたTVドラマ『謎の円盤UFO』に登場するスカイ1(レジンキット)

 TM and c ITC Entertainment Group limited 1969 and 2014. Licensed by ITV Ventures limited. All rights reserved.

 

■地上波でプラモデルテーマの番組が放映される

2025年も国内メーカー、海外メーカーともに新製品ラッシュが続くこともあって目が離せません。

また1月2日にはテレビ東京系で『新春プラモ放談 2025~新年開けましてプラモデル~』が放映されました。2022年に放映され、人気を集めたTVドラマ『量産型リコ』に出演した与田祐希(乃木坂46)と田中要次が登場。

そしてアニメ『ガンダムビルドファイターズ』に声優として出演し、そのほか大河ドラマ『光る君へ』で主演をつとめた本郷奏多、プラモデル好きYouTubeクリエイターのてつやと虫眼鏡などが出演。プラモデルを製作しながら、今さら聞けないお互いのことやプラモデルへの偏愛を語るという番組でした。

番組を見てプラモデルを作ってみたくなった視聴者も多かったようです。

 

■2025年達人オススメキット5選

地上波でプラモデルをテーマにした特番が放映されるなど、注目を集めているのは、多くの人にプラモデルの楽しさを知ってもらいたいと思っているモデラーとしては嬉しい限り。好きなモデルを好きなように作る! それがプラモデルの楽しみ方ということで、達人としては2025年は大好物のSF系モデルのみならずスケールモデルから目が離せません。

というワケで「達人のプラモ術」新春第1弾コラムとして、今回も達人オススメ(これは作りたい…と思うと同時にマニアックな)最新キットを紹介していきましょう!

 

1. 世界一過酷なオフロードレースの名を冠したランドスポーツバイクをプラモで楽しむ

【これは欲しい度】★★★★☆

ハセガワ
「ホンダ XLR BAJA(MD22)(1991)」(3960円)
※発売中

達人は以前バイク乗りでした(以前と書いたのは、寄る年波には勝てずバイクを手放してしまったから)ので。また80年代にはバイク雑誌を編集していたりと実はバイクとは縁が深いのであります。

以前「達人のプラモ術」でもハセガワの「1/12 ヤマハ TZR250」を紹介しています。TZR250は1980年代バイクブームの先駆けになった2ストロークスポーツでした。街中にはレーサーレプリカマシンが溢れ、鈴鹿サーキットで開催された8時間耐久レースには15万人が集まるなど、ともかく’80年代のバイクブームは凄かった。

現在、バイクプラモと言えば、タミヤそしてハセガワです。特にハセガワでは’80年代のバイクブームのころの市販車を積極的にキット化しています。そのハセガワが昨年12月に発売したのがホンダ「XLR BAJA(バハ)」です。

1985年発売の「XLR250R」をベースに、当時市販バイクではほとんど見られなかった大型2灯ヘッドライト、そして後輪はディスクブレーキが奢られていました。 オフロード走行での機能と装備をより充実させたモデルとして1987年に発売されたランドスポーツバイクです。

当時知人が新車で購入、何度か借りて乗ったことがありますが、オフロード走行が最高に楽しいバイクでした。

今回ハセガワは、足回りを熟成し悪路走破性を向上させた1991年式の「XLR BAJA」を、徹底した実車取材をもとに完全新金型でモデル化。ちなみにBAJA(バハ)とはアメリカのカルフォルニア・バハで開催されていた世界で最も過酷なオフロードレース「BAJA」の名を冠したものです。

▲実車取材をもとに完全新金型でXLR BAJAの特徴的なスタイルを再現

▲空冷短気筒249㏄のエンジンのディテールも完全再現。シリンダーブロックとシリンダーヘッドにスライド金型を使用。シリンダーヘッドに刻まれた(RFVC)の刻印も正確に再現している

 

【次ページ】スケールモデルが続くが、最後はやっぱりモンスター!

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