■ヤマハブースでは市販予定車に注目
ヤマハブースで一番の注目は、国内初公開となる「YZF-R9」でしょう。

▲「YZF-R9」
すでに海外では発売されているモデルですが、「MT-09」などで評価の高い3気筒エンジンを搭載したスーパースポーツに期待が高まります。ヤマハの歴代スーパースポーツの中で最軽量の新型アルミフレームを採用していて、大きめのウィングレットを装備するなど注目点の多いマシンです。
もう1台の注目は「トレーサー9 GT+ Y-AMT」です。

▲「トレーサー9 GT+ Y-AMT」
こちらも3気筒エンジンを搭載したツーリングモデルですが、昨年リリースされた自動変速機構「Y-AMT」を採用しているのが最大のポイント。スポーツ走行も楽しめる自動変速機構ではありますが、やはり長時間のライディングで疲れが少ないはずなのでツーリングモデルではそのメリットが活きそうです。どちらも市販予定車としての公開なので、気になっている人は現車を確認しておきましょう。
■スズキのあのマシンにまたがってみたい
スズキで気になるのは、やはり国内初公開となる「DR-Z4S」と「DR-Z4SM」の2車種です。

▲「DR-Z4S」
400cc単気筒のパワフルなエンジンを搭載したオフロード&モタードマシンということで注目していますが、「S」で920mm、「SM」でも890mmというシート高に恐れをなしているのは筆者だけではないでしょう。

▲「DR-Z4SM」
モーターサイクルショーでは実際にまたがれる車体も用意されているようなので、足付き性などを確認しておきたいところです。過去の「DR-Z400S/SM」はシートが高くてその上硬かったことから“三角木馬”なんて呼び方もされていたので、実際にまたがってみたいところです。
■ビモータブランドにも注目したいカワサキ
カワサキブースでは、国内未発売の「Ninja 1100SX SE」や「VERSYS 1100 SE」なども展示されますが、「W230」や「KLX230」シリーズの実車に触れられるのが注目ポイントですね。

▲「メグロK3」
兄弟車の「W230」と「メグロS1」の質感の違いだとか、「KLX230シェルパ」と「KLX230SM」ではどちらが足付き性がいいのか? など気になっている人もいるのではないでしょうか。

▲「KLX230シェルパ」
また、ビモータブランドのスーパースポーツ「KB998 Rimini」や「KB4RC」などが国内初披露されているのも気になるところ。どちらも高価なモデルですが「KB4RC」はまたがれる車体も展示されているようです。

▲「KB998 Rimini」

▲「KB4RC」
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バイクファン的には注目モデルの多い今年のモーターサイクルショー。そのほかにも輸入ブランドはもちろん、車両メーカー以外の展示も充実しているので、現地に行って触れてみることをおすすめします。
>> モーターサイクルショー
<取材・文/増谷茂樹>
増谷茂樹|編集プロダクションやモノ系雑誌の編集部などを経て、フリーランスのライターに。クルマ、バイク、自転車など、タイヤの付いている乗り物が好物。専門的な情報をできるだけ分かりやすく書くことを信条に、さまざまな雑誌やWebメディアに寄稿している。
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