➖その中で、Hameeさんが大事にしている個性というのは?
高橋:重点を置いているのは「iFace」というシリーズです。耐衝撃性とデザイン性の両立がコンセプトなんですが、それが実現できている商品って、実はなかなかないんですよ。こちらは好評で、おかげさまで自社開発商品の半分を占めるほどの売上になっています。
また先ほど出たキャラクターものにしてもただ載せればいいのでなく、いかに独自性を出すか。代表例がディズニーキャラのおしり充電器シリーズですね。それから女性向けブランドも力を入れています。こちらもデザインと女性ユーザーに合った使い勝手、それと価格のバランスに神経を使うところです。今後は、トレンドになってきているVRやIoT関連の商品もやっていきたいですね。
➖個性と言えば、衝撃だったのが「白子ポン酢iPhoneカバー」に代表される、食品サンプルシリーズなんですが。
高橋:若干悪ふざけの路線ですね(笑)。あれは私が開発しました。シリーズでうなぎ→いくらこぼし(こぼし用のいくらが別に付属)→和栗モンブランときて、白子ポン酢。ごはん、デザートときたから、今度はおつまみだろうと。エッジの効いた事例になればと思って作ったんですが、これもおかげさまでメディアの反響は高いですね。もちろん社内でも様々な意見があったんですが、弊社はスピーディーな意志決定の仕組みが確立されているので、そこはやりやすいんです。
➖さて、iPhoneの新型が毎年出るとなると、もちろん「次」にも着手しなければならないわけですが……。
高橋:実は次が大変なんです(笑)。iPhone 7の時は、サイズや形は基本的に6から維持で機能アップのみでした。来年はガラッと変わるらしくて、すでにいろいろ情報も出ています。海外駐在のスタッフともいろいろ話しながら、情報収集を練っているところです。
いろいろ教わっていくと、モバイルアクセサリーの開発って、本当に休まるヒマのないお仕事だということがよく分かりました。次の新機種発表がより一層楽しみです!
>> Hamee
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(取材・文/高崎計三)
ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て現在は(有)ソリタリオ代表。プロレス・格闘技を中心とした編集業をスタートに、編集&ライターとしてさまざまな分野で活動(というよりクビを突っ込む)。Mac歴23年。興味の範囲はプロレス&格闘技(見る方)、音楽(聴く方)、特撮(見る方)、漫画(読む方)など