2002年8月。
トヨタスープラ、日産スカイラインGT-R、日産シルビア、そしてマツダRX-7という、多くの日本人を熱狂させたスポーツカーが製造中止となりました。
理由は2000年(平成12年)10月に施行された排ガス規制。CO、HC、NOxについて、昭和53年の排ガス規制値に対して約70%減を義務付けた内容で、当時の大排気量スポーツカーやターボモデルはこの規制をクリアできなかったのです。
もちろんファンは存続を熱望しましたが、メーカー各社はエンジンや触媒を新開発しても採算が取れないと判断しました。以降、これらは中古車でしか買うことができなくなりました。
あれから15年。今月は惜しまれつつも歴史に幕を閉じた名車たちの中から、唯一ロータリーエンジンを搭載したマツダRX-7の歴代モデルがどのようなクルマだったかを振り返ってみましょう。