■日立の最高級オーブンレンジが初値10万円切り!
安蔵:日立アプライアンスもオーブンレンジを発売しましたが、こちらはかなり思い切りました。
奈津子:オーブンレンジの最上位モデルは毎年16万~18万円ほどとかなり高額ですが、日立の「MRO-TW1」は発売時で9万円前後と、他社の半額くらいからスタートしています。
安蔵:他社の場合はカラータッチパネル液晶などを搭載していますが、こちらはかなりシンプルに仕上がっています。日立ならではの「焼き蒸し調理」が今回は非搭載ですが、それ以外は基本的にハイエンドモデルらしい機能をしっかりと搭載しつつこの値段なので、かなり売れそうな感じがします。
奈津子:レシピサイトがスマホに最適化されて検索や表示がしやすくなった方が重要なトピックですよね。レシピブックのPDFファイルなどではなく、スマホで検索ができるのはかなりうれしいですね。
安蔵:紙のレシピブックは汚れるし検索もできないのでなるべくキッチンに置きたくないんですよ。でも防水対応のスマホやタブレットなら安心。見た目よりも実を取ってお求めやすくした点はかなり評価できると思います。
奈津子:まだ数は少なめですが、アプリではレシピ動画も見られますね。今回は本体価格も安めですし、もっとアプリを高性能化したら若い世代や夫婦の間でクチコミが広まりそうな気がします。ぜひ既存のレシピ動画サイトのように、クオリティの高いレシピ動画本数を増やしてほしいです。
■日立「ビートウォッシュ」も地味ながらさらに進化
奈津子:それから、日立アプライアンスの縦型洗濯機「ビートウォッシュシリーズ」の体験会にも伺いました。実際に汚れの付いた衣類を洗濯するというデモをしていただきましたが、「やっぱり洗濯機は日立だなぁ……」と感動するほどの洗浄能力の高さが感じられました。新たに洗剤の種類や汚れを検知するセンサーを搭載し、使用水量や消費電力、運転時間をコントロールしてくれるのも魅力ですね。
安蔵:通常の洗濯コースに加えて、弱水流で洗う「デリケートコース」、遠心力による押し洗いでさらに優しく洗う「おしゃれ着コース」と、おしゃれ着用のコースが2つも搭載されているのも大きな特徴です。
奈津子:縦型洗濯機に上ブタにガラスの一枚板を採用しておしゃれ路線に向いたのは日立が最初だったと思うのですが、見た目がもう少しスタイリッシュだと「人にすすめやすい」んですけどね……。でも洗濯槽の底が高くて洗濯物の出し入れがしやすい設計は◎です。
安蔵:決して派手さはないんですが、洗濯容量12kgは業界最大ですし、汚れ落ちもいいし、性能面では魅力的なシリーズですよね。