【SELECT.02】ヘルシオ ホットクック第3弾は「AI×IoT」に対応!
奈津子:煮込み自慢も新しくなりましたが、シャープからも「ヘルシオ ホットクック」の最新モデル「KN-HW24C」が登場。同社が強力に推進している「AIoT(AI×IoT)」に対応し、画面からメニューを選ぶだけで数多くの料理を手軽に“ほっとくだけで”作れるようになりました。
安蔵:これは大きな進化ですね。元々ホットクックの弱点として「メニュー番号を選択しなければならない」というのがありました。これは今回の新・煮込み自慢も同じ弱点を抱えているのですが。
奈津子:レシピブックを見て食材をそろえてセットし、レシピブックに書かれた番号を矢印キーで選んでスタート……という流れですね。
安蔵:そう。基本的に自動で調理をおまかせするための機器であって、圧力鍋のように“道具”として使う機器ではないんです。その点、以前の煮込み自慢は「定圧調理で30分」とか、「80℃で1時間」とか、操作がシンプルなだけに違和感なく調理道具として鍋やフライパンなどと同じように使える印象でした。
奈津子:使いこなしは難しそうだけど、慣れれば料理が上達しそうですね。
安蔵:そうなんです。その点、ホットクックや新・煮込み自慢の自動調理機能は、「時短」には便利ながら「料理の上達」には向かないという感じです。
奈津子:ホットクックはインターネット経由でレシピをダウンロードして画面を見ながら選べるようになったので、利便性が向上しましたね。
安蔵:そこですよね。「時短」という割には、分かりづらいメニュー番号を選ばなければならないのが不満点でした。でも新モデルでは液晶ディスプレイが精細になって文字も表示できるようになったので、日々使う上でのストレスがなくなりました。使い方を声でお知らせしてくれる機能もあるので、使い勝手はかなり向上していますね。
奈津子:煮込み自慢は機能が豊富になりましたが、まだ初代ホットクックに追い付いたという感じですか。
安蔵:とはいえ、価格面では大きな魅力です。ホットクックの約7万5000円に対し、煮込み自慢は約3万2000円。半額以下なので、圧力鍋を持っていない人には安全かつ安心して使える調理道具としてもお薦めですよ。