家電女優・奈津子×安蔵靖志の最新家電レポ13選【2017年9月:前編】

【SELECT.03】バルミューダの「ザ・レンジ」はサウンドも含めたデザインが新しい?

安蔵バルミューダからは、キッチン家電シリーズ第4弾モデルの「バルミューダ ザ・レンジ」が登場しました。

▲バルミューダが2017年12月上旬の出荷を予定している「バルミューダ ザ・レンジ」(直販価格はブラックとホワイトが4万3500円、ステンレスが5万4500円)

奈津子機能面でのムダを省き、本来の電子レンジのポテンシャルの高さを「再パッケージ化」したと寺尾社長は話していましたね。本体機能は実にシンプルで、過熱水蒸気調理機能もグリル機能(上火調理機能)なども省かれています。発表会で寺尾社長が話していた「皆さん、本当に頻繁にアクアパッツァやパエリア、作りますか?」という一言が印象的でした。確かに、そうそう作らないですよね(笑)。

▲発表会で説明するバルミューダの寺尾玄社長。奥には左からザ・トースター、ザ・ポット、新製品のザ・レンジ、ザ・ゴハンが並んでいる

安蔵普段使いの電子レンジと、週末の特別な料理を作るためのオーブンがあればいいという割り切りには潔さを感じます。

奈津子バルミューダのデザインは、キッチンにある包丁おたま、ステンレスのシンクなどになじむように作っていると寺尾社長が話していました。

安蔵「調理道具」ってことですよね。レストランの厨房などはステンレスが中心なので、3色のうちステンレスモデルはまさにそんな印象を受けました。

奈津子ザ・トースターもザ・ポットもザ・ゴハンも、日本メーカーの調理家電にありがちな「キッチンから浮いてしまう要素」が全くなく、これが「バルミューダらしさ」の秘密だったのか……と納得しました。

▲ホワイト(直販価格4万3500円)

▲ブラック(同4万3500円)

▲ステンレスだけ直販価格5万4500円と高くなっている

安蔵デザインという意味では、単純にフォルムや質感、カラーリングだけでなく、LEDを使ったライティング、操作中や調理後の音など、「ユーザー体験」を重視したものづくりですよね。

奈津子レストランの外構をイメージしたLEDのライティングは、外食のワクワク感を感じさせますね。調理完了を知らせるメロディーは、どことなく懐かしさと親しみを感じる曲調が印象的でした。発表会後に私がインスタグラムで「ストーリー機能」を使って動画をアップしたところ、特に女性からかなりの反響がありました。知人からも直接「これはどこで買えるの!?」というLINEが多数届きましたよ。

安蔵ギターを軽快にかき鳴らす音がユニークです。こういう遊び心が、バルミューダの人気が急上昇している理由なんでしょうね。

▲本体前面中央にディスプレイを搭載しており、ダイヤルを回すとギターの音とともに表示が変わる

奈津子個人的には、温め終了後に「ENJOY」とディスプレイに表示されるのもツボでした。人生を楽しむことをたまに忘れていることがあるので、日々の自己啓発にもプラスになりそうです。

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