【SELECT.10】アップルの「iPhone 8 Plus」は「ポートレートモード」が魅力
安蔵:9月にはアップルが「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」、「Apple Watch Series 3」、「Apple TV」を発売しました。さらに10周年記念モデルの「iPhone X」なども発表しましたね。私も3年ぶりにiPhone 6 Plusから機種変更しましたよ。
奈津子:私も長年iPhoneシリーズを使っているので、カメラの画質が高くなった点にとても興味があります。前モデルから搭載している「ポートレートモード」の周囲のぼかし方が、より自然な感じでいいですね。インスタが主流の時代にまさにぴったりではないかと思います。私も機種変したい!
【SELECT.11/12】新ウォークマンは古いCD音源などをたっぷり楽しめる
安蔵:ハイレゾ対応のポータブルオーディオプレーヤーにも動きがありました。ソニーのハイレゾ対応「ウォークマン」と、ポータブルオーディオファンに人気となっているアイリバーの「Astell & Kern」ブランドの最新モデルが登場しました。特に個人的にガツンとはまったのが「ウォークマン NW-ZX300」です。
奈津子:音の再現性がすごいですね。1曲1曲に深みが増して、アーティストが歌っている空気感まで感じられます。
安蔵:ウォークマンは比較的“ドンシャリ”、つまり低音と高音を強調する方向性の音作りだと言われることが多いんですが、これは低音の厚みと高音の解像感があり、いい意味で洗練されたソニーらしさという感じがしました。昔よく聴いたCD音源が、昔の感動さながらに再生されるというか、昔の感動が呼び覚まされるような感覚というか。実勢価格6万4800円と結構な価格ですが、昔から音楽が好きでCDをため込んでいるという人ほどお薦めです。
奈津子:ウォークマンらしいインターフェースにブラックとシルバーのシャープでスタイリッシュなフォルムもカッコいいですよね。10代の頃にはウォークマンSシリーズを愛用していたので、最近の進化にはただただ驚きです。
安蔵:アイリバーの「Astell & Kern AK70 MKII」は、奈津子さんが現在愛用している「AK70」の進化版ですね。
奈津子:AK70 MKIIは、深い夜空のような色味が美しいですね。相変わらずAKシリーズはデザインとカラーリングが突出して良いと思います。
安蔵:奈津子さんはAK70 mkIIの試聴会でガッツリと試聴しましたが、どうでしたか?
奈津子:エリック・クラプトン『Change The World』、安室奈美恵『Love Story』、RADWIMPS『前前前世』、ハイレゾでは宇多田ヒカル『花束を君に』を聴きました。全体的には良い意味であまり重くなくて軽やかな音作りがされているように感じました。特に安室奈美恵さんのバラードは声のしなやかさとツヤ、伸びがダイレクトに感じられました。それも重くなく、あくまでもフラットな感じです。宇多田ヒカルさんのハイレゾは相変わらず素晴らしく優しい味わいで、ずっと聴いていたいと思いました。
安蔵:AK70 MKIIはAK70からDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)がリニューアルされ、1世代前のフラッグシップ機である「AK240」と同じものが使われています。高級ポータブルオーディオブランドの中ではエントリーモデルという位置付けですが、かなり満足度の高いモデルに仕上がっているという印象を受けました。