安蔵:10月3日から5日間、幕張メッセで「CEATEC JAPAN 2017」が開催されました。会場ではシャープの「AQUOS 8K」が注目されていましたが、同じブースで「RoBoHoN(ロボホン)」のWi-Fiモデルも展示されていましたね。
奈津子:初代ロボホンは3G/LTE通信機能を搭載していましたが、低価格の(メーカー希望小売価格13万8000円)Wi-Fiモデルが登場したことで企業の受付などでの用途が広がりそうですね。
安蔵:会場では非可聴音、つまり人間の耳に聞こえない音でロボホンを一斉にコントロールするデモを行っていました。この技術を使えば、イベントホールやスタジアムなどWi-Fiの電波が届きにくい広い場所でもロボホンを安定して動作させることができるそうです。
奈津子:観光客を1人でも多く取り込みたい自治体は、観光の目玉として取り入れてみるのもアリですよね。Wi-Fiモデルは会社の受付などで使うイメージかもしれませんが、今までよりもロボホンの存在意義や身近さが増して、コミュニケーションロボットとしての次のステップを踏みはじめたような気がします。数台購入するとなると先行投資にはなりますが、子供や外国人観光客に受けそうです。
安蔵:現行モデルですが、実際に貸し出しを行っている自治体もありますね。
奈津子:近い将来、旅行中にロボホンが通訳してくれるようになると聞きました。かわいいだけでなく頼りにもなるのはダブルでうれしいですね。私自身、何度も英会話レッスンを挫折した経験があるので、このような製品がどんどん進化してくれることを期待したいです。