■大ヒット調理家電「バーミキュラ ライスポット」に新色登場
安蔵:2016年11月に愛知ドビーが発売してから数カ月待ちの人気が続いていた「バーミキュラ ライスポット」に新色が登場しました。
奈津子:鋳物ホーロー鍋に専用の「ポットヒーター」をセットにした調理家電ですよね。
安蔵:そうです。元々はシルバーとブラックを基調にした「ソリッドシルバー」1色だったのですが、新たに「シーソルトホワイト」と「トリュフグレー」の2色が加わりました。
奈津子:最初のモデルが出るころに名古屋の愛知ドビー本社で取材しましたが、炊飯だけでなく、ローストビーフ、ポトフなどの「無水調理」、さらに炒飯も作れるなど、調理できるバリエーションの広さに驚きました。
安蔵:そうなんですよ。私は発売直後に購入したのですが、30℃から95℃まで1℃単位でコントロールできる「低温調理」機能もかなりの魅力です。個人的には新色のホワイトが欲しかった……。
奈津子:どちらも品の良さがあり、キッチンから浮かない色味のバランスがみごとですよね。以前からホワイトはユーザーからのリクエストが圧倒的に多かったそうですが、個人的にはグレーが好みですね。
安蔵:発表会では、男性がホワイトを好む人が多くて、女性はグレーが好みという人が多かったとか。
奈津子:土方邦裕社長は「流行に敏感でファッショナブルな方はグレーを選ばれる」と話していました。そう言われるとうれしいですね(笑)。
安蔵:個人的には最初から出してほしかったですが、鋳物ホーロー鍋の「バーミキュラ オーブンポットラウンド」を発売した当初に「カラフルな鍋」というイメージを持たれてしまったことと、「調理道具として見てほしい」ということから第1弾モデルのカラーリングになったそうです。
奈津子:新色展開をするにあたって「保温機能」や「予約調理機能」などの新機能を追加する案は出たのか聞いてみたのですが、土方智晴副社長は「すでに完成された製品という認識でいるので、機能面に関して追加する案などはほとんど出ていません。あくまでも新しい選択肢として、色選びは入念に検討しました」と話していました。「カラフルな鍋にはしたくなかった」というのはやはりこのときにも伺いました。
安蔵:数年という短期間で人気ブランドを作り上げた土方兄弟ならではのブランディング、という感じですね。ポットヒーター対応鍋という意味では3色がそろいましたし、鍋だけの単品販売もしています。ライスポットユーザーで気分を変えたいという人は、鍋の追加購入ができるというのにも注目です。