■煙突デザインと“注ぐだけ”の給水スタイルが魅力の加湿器
安蔵:加湿器や空気清浄機、除湿機などを製造販売するカドーから、煙突形のフォルムがユニークな超音波式加湿器「STEM 620」が登場しました。これまでは英数字の型番だけだったのですが、今回から愛称が付くようになったようです。「STEM」というのは植物の茎を意味しているそうですね。
奈津子:カドーの加湿器は特徴的なフォルムで、いつ見ても本当に美しいですよね。デザイン性に優れているだけでなく、人間の腰下ぐらいの位置から天井近くまでミストを吹き上げて加湿してくれる点がいいと思います。
安蔵:超音波式加湿器はミストが下に落ちやすいので、テーブルやカウンターの上などに置かなければならないですからね。
奈津子:それに、上から水を注ぐだけで、かがまずに給水できる点も◎です。
安蔵:新モデルではミストの量もアップしましたね。600ml/hというのは、一般的な超音波式加湿器の約2倍の加湿量ですよ。ブルー、グリーン、イエローと、LEDのカラーで室内の湿度をお知らせしてくれるのもおしゃれです。
奈津子:新たにフレグランスモードも搭載しました。
安蔵:以前は煙突の部分にアロマオイルを浸して香りを付けられる機能を搭載していたのですが、今回はタンクにそのまま入れられる専用の「フローラルウォーター」を開発することで、より手軽に香りを楽しめるようになりました。
奈津子:他メーカーのフレグランスも今後使えるようになるのかと古賀社長に質問したところ、「粗悪なフレグランスウォーターも市場では多く、健康的に良くないだけでなく加湿機本体にも悪影響を及ぼすので現状は考えていない」とのことでした。今後はアロマテラピーの領域にも本格的に参入しいていきたいとのことなので、フローラルウォーターのラインアップが増えることも期待したいですね。
(取材・文/安蔵靖志 奈津子)
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。総合情報サイト「日経トレンディネット」、「NIKKEI STYLE」などで執筆中。近著は「予算10万円以内! 本気で原音を楽しむハイレゾオーディオ」(秀和システム)。KBCラジオを中心に全国6放送局でネットしているラジオ番組『キャイ~ンの家電ソムリエ』にも出演中。
ドラマ、CMの出演多数。「家電アドバイザー」資格を取得し“家電女優”として雑誌、webメディアなど活動のフィールドを広げて活躍中。TOKYO FM「Skyrocket Company」レギュラー出演中(火曜18時〜)。instagramは 「natsuko_kaden」、Twitter「natsuko_twins」