新しい視聴体験を満喫できる4Kテレビ&レコーダー10選+α【2017傑作品 GP AWARD】

<4Kテレビ>

■映像が浮いているかのよう!画面から音が出る体験も新鮮

ソニー
「ブラビア A1シリーズ」(43万円~ 257万円前後)

有機ELパネルを採用した4K対応テレビ。正面からスピーカーなどが見えず、映像が空間に浮かぶようなデザインと、画面自体を振動させて音を出力する音響システムを採用した。多彩なネット動画が観られるAndroidTV機能を搭載。

 

■ハイレゾの再生など充実の音響性能を搭載

ソニー
「ブラビア X9500Eシリーズ」(33万円前後~ 51万円前後)

4K対応の液晶テレビ。トゥイーターやウーファーなど計11ユニットで構成されるスピーカーシステムを搭載し、ハイレゾ音源の再生にも対応する。Android TV 機能で、音声での操作や検索ができ、Netflixなどを楽しむのも簡単。

 

■有機ELの鮮明映像と迫力の音響が楽しめる

パナソニック
「ビエラ EZ1000シリーズ」(92万円~263万円)

自発光のプラズマパネル開発で培った画質処理技術を有機ELテレビに投入。4Kの解像感だけでなく、微妙な色の違い、明暗差などまでを緻密に表現する。最大出力80Wのサウンドシステムが奏でる音は臨場感豊か。

 

■音楽コンテンツの視聴に最適な4Kテレビ

パナソニック
「ビエラ EX850シリーズ」(30万円~41万円前後)

総合出力100Wのサウンドシステムを備えた、4K液晶テレビ。ハイレゾ音源の再生はもちろん、放送音源もハイレゾ相当の音で楽しめる“ハイレゾリマスター”を搭載する。3チューナー内蔵で、裏番組2chの同時録画が可能だ。

 

■ユーザーの好みを学習し番組をレコメンド

シャープ
「AQUOS UH5ライン」(36万円~40万円前後)

人工知能を搭載する4K液晶テレビ。学習機能に基づくお勧め番組の音声通知機能が便利だ。スマホ感覚で操作できるAndroid TVを採用し、VODやゲームを楽しめる。総合出力80W、2.1chのスピーカーシステムを搭載する。

 

■タイムシフトマシンでテレビが好きになる!

東芝
「レグザ Z810Xシリーズ」(23万円~48万円前後)

全面直下LEDバックライトを採用した4K液晶テレビ。6chを丸ごと録画できるタイムシフトマシン機能に加え、W 録画が可能。“ 見るコレ” 機能が興味のあるテーマの関連番組を、タレント名ごとなどに自動でまとめてくれる。

 

■多彩な高画質技術を搭載 コスパ抜群の有機ELモデル

LGエレクトロニクス
「OLED C7Pシリーズ」(27万円~48万円前後)

HDR規格「HDR10」などに対応し、映像が持つ明暗や色彩情報を最大限に表現できる有機ELテレビ。漆黒の黒が表現できる上で、最新の広色域規格をほぼカバーし、色も鮮やか。薄さを生かした本体デザインも特筆点。

 

<ブルーレイレコーダー>

■テレビ番組だけでなくスマホの映像も記録する

パナソニック
「ディーガ DMR-UBZ2030」(10万1000円前後)

2TBのHDDと3チューナーを搭載。放送中や録画した番組のほか、本機内に溜めた写真や動画、CD楽曲を、連携したスマホから楽しめる。もちろんスマホからはSNSに投稿するように写真や動画などのデータも本機に転送可能だ。

 

■録画した60分番組を最短30分で視聴できる

シャープ
「AQUOSブルーレイ BD-UT3200」(11万2000円前後)

3TBのHDDと3チューナーを搭載したBDレコーダー。録画番組を1.1倍から2倍まで好みの速度で視聴できる“可変速早見・早聞き”機能を搭載する。ドラマ(またはアニメ、バラエティ)の新作を自動録画する“ドラ丸” 機能も便利だ。

 

■最大10chを丸ごと録ってスマホからも視聴できる

パナソニック
「ディーガ DMR-UBX7030」(15万7000円前後)

7TBのHDDと11チューナーを搭載。最大10chを28日間まるごと録画できる上、連携したスマホやタブレットで、放送中の番組や録画番組を外出先から視聴できる。NetflixやAmazonビデオ、dTVなどのネット動画の視聴も可能だ。

 

<その他の注目機器>

■自宅のどこにいても楽しめるパーソナルTV

パナソニック
「プライベートビエラ UN-19Z1」(10万1000円前後)

モニター部とチューナー部、スピーカー部が分離できるパーソナルテレビ。タブレットのようにモニター部だけを家中を持ち運べる。テレビ番組の録画やネット動画の視聴も可能だ。

 

■肩にのせて使う自分だけの迫力満点スピーカー

ソニー
「ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1」(2万6000円前後)

肩に乗せて映画やライブ映像などのサウンドを聞くスピーカー。音に合わせて振動するため、テレビや映画、ゲームのサウンドを臨場感たっぷりに楽しめる。振動の強さは3段階で設定可能。

 

【識者の目_ITジャーナリスト・本田雅一さん】
いよいよOLEDの普及が始まった

2016年が“HDR元年”とするなら、2017年は“OLED元年”。シャープを除く各社からOLEDテレビが出そろい、製品の完成度が劇的に高まった。理由のひとつは、全社が採用すLGG製パネルの性能と品質が向上したこと。さらにOLEDパネルのクセをつかみ、使いこなせるようになってきたことが挙げられる。総合的な画質完成度と実力ではソニーの「A1」、モニターのような正確な色再現のパナソニック「EZ1000」、地デジ画質が良好で全チャンネルタイムシフト可能な東芝「X910」など、個性あるOLEDがそろったのだ。

液晶は、視野角の広いIPSで、HDR映像と同時に素晴らしい音質も実現したパナソニック「EX8500」は出色。“高い再現性”ではなく“見栄えの良い映像”を明るめのリビングで楽しむよう割り切った作りを評価したい。

レコーダーは最強パナソニックの「DIGAシリーズ」に、“ドラ丸”など独自の工夫でシャープが挑む形。「全自動DIGA」は“おうちクラウド”によりスマホから、いつでもどこでも自宅のDIGA内にある映像、音楽、写真へアクセス可能になった。自宅内コンテンツをクラウドサービスのように扱える新たな提案だ。

●本田雅一さん
ソフトウェア技術者から、テクノロジー系のジャーナリストへと転進。雑誌やWebサイトで、PCやAV、ビジネス動向など幅広い分野の記事を執筆している。

 

本記事の内容はGoodsPress1月号24-25ページに掲載されています

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(文/河原塚 英信 写真/松山勇樹)

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