2017年総決算!読めば分かる最新家電のトレンドとベストアイテム<前編>

■10.5インチiPad ProやAmazon Echoなどが登場

安蔵:デジタル家電では、2017年もかなり魅力的な製品がたくさん出ましたね。私自身が最も気に入ったのはアップルの「iPad Pro 10.5インチモデル」です。Smart KeyboardとApple Pencilなどを含めて15万円近くしてしまいましたが、これなしでは仕事がはかどらないくらいになっています。

奈津子:私は9.7インチのiPadを使って原稿を書いたり勉強したりしています。軽くてとても満足していますよ。Smart Keyboardは結構なお値段ですけど、使いやすいですか?

▲ アップルが2017年6月に発売した「iPad Pro 10.5インチモデル」(直販価格6万9800円~)とSmart Keyboard(同1万7800円)

安蔵:最初はOSの問題で日本語変換がまるでダメだったのですが、iOS 11になって予測変換がまともになり、ものすごいスピードで打てるようになりました。文章を書くだけならノートパソコンがいらないくらいですね。LTE通信機能内蔵のCellularモデルにしたので、ちょっと面倒なテザリングから解放されて快適です。

奈津子:私のiPadは純正キーボードがないので、3E(スリーイー)の「Plier(プリエ)」(実勢価格5270円)というキーボードを購入しました。iPadだけでなくiPhoneなどのスマホでも使えるので、急な原稿の修正や長文のブログを書きたいとき、手元にパソコンもiPadもなくてもスムーズに書き物ができて助かります。

▲奈津子さんが愛用している3EのBluetoothキーボード「Plier(プリエ)」(実勢価格5270円)

安蔵:横に折りたたむタイプは多いですけど、縦に折りたためるのは珍しいですね。

奈津子:そうなんですよ。横のタイプは力を入れすぎると折れちゃうかなと思いましたし、ヨドバシカメラの店員さんには実際にそういう危険性があると言われました。縦にたためる方がしっかりしていますし、力加減を気にせずに思う存分打てるのは気持ちいいです。ボタン1つでiOSのほかWindows、Android機との切り替えができますし、反応も良好。外付けキーボード初心者の私にはコスパ最強で、かなり気に入っています。

 

■LGの4K有機ELテレビは映像・デザインだけでなく音に感動

奈津子:2017年に発売された製品の中では、私はLGエレクトロニクスの4K有機ELテレビ「OLED65W7P」(実勢価格72万5000円前後)がとても気になりました。圧倒的な軽さと薄さですし、映像はもちろんのこと製品自体のデザインも美しい点が大きな特徴だと思います。

▲LGエレクトロニクスが2017年5月に発売した4K有機ELテレビ「OLED65W7P」(実勢価格72万5000円前後)

安蔵:昨年末に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系列)の「家電芸人スペシャル」でもかなり推されていましたね。

奈津子:そうですそうです。厚さが約3.9mmしかなくて、壁にかけられるのも本当に魅力的です。もちろん値段もすごいんですけど……。昨年の3月に行われた発表会では、映像のあまりの鮮やかさに衝撃を受けました。音質もなかなかの臨場感で、映画などでも没入できそうなので、ホームプロジェクターとホームシアターセットを購入することを考えれば高くないのかもしれません。

▲厚さが約3.9mmとかなり薄いのが魅力

安蔵:OLED W7Pシリーズは立体サウンドを実現する「Dolby Atmos」に対応していますよね。7.1chなどの複数スピーカー構成の方がさらに立体感があるとはいえ、バータイプなのにかなりのサラウンド感を実現していました。あのサイズの有機ELテレビはどこも高いですから、デザインと音で選ぶというのもいいですね。

▲スピーカー部がセパレートになっており、本格的な立体サウンドを実現する「Dolby Atmos」に対応している

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