【識者の目_『HobbyJapan 』編集長 木村学さん】
進化した造形と演出技術で新たな楽しみ方を提案
近年ひと際クオリティの高さが目立つのが、プラモデルやフィギュアだ。特定メーカーの製品だけでなく、サイズやシリーズを問わず、造形技術が向上。ホビー専門誌『ホビージャパン』の木村学編集長も、この傾向を実感しているという。
「年々造形技術が進化していますが、最近はどのメーカーも非常にクオリティが高くなっています。子どもだけでなく、大人のファンも増えていますので、よりリアルな造形が求められているのだと思います」
そんなハイレベルな造形技術を堪能できるプラモデルといえば、やはりバンダイの「ガンプラ」だろう。1980年に登場して以降、累計約4億5000万個販売されたメガヒットシリーズは、年を重ねるごとに技術が進化。緻密な造形はもちろん、発光ギミックなど、演出効果のある技術も組み込んでいる。その象徴とも言えるのが、誕生20周年を迎えた最高峰シリーズ「パーフェクトグレード」(PG)であり、集大成ともいえるキットが先日発売された。
「『PG1/20ガンダムエクシア』は、ガンプラのさらなる進化を目指す『GUNPLA EVOLUTION PROJECT』の最新キットです。最高峰グレードに現在のバンダイの技術を結集して作った、究極のガンプラといえます」
このキットはLEDによる発光ギミックを組み込んだタイプも用意。高価ではあるが、最先端のプラモ技術を堪能するには最上の製品といえるだろう。
●木村学さん
大学生の頃よりプロモデラーとして『ホビージャパン』と関わりそのまま入社。営業部で働きながら雑誌に作例を掲載し続ける。その後『電撃ホビーマガジン』の立ち上げに参加。2015年にホビージャパン編集部に復帰、現職に就く
本記事の内容はGoodsPress2・3月合併号54-55ページに掲載されています
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(取材・文/高橋 智)