■アゴのラインをパワフルローラーとEMSで引き締め
安蔵:比較的低価格なマッサージクッションをはじめとして、人気のマッサージ器を多数ラインアップするアテックスの「ルルド」ブランドから、初の本格的美容家電「フェイスメイクローラー」が登場しましたね。大阪体育大学の石川昌紀教授が共同開発と監修に携わっているというのが大きな特徴です。
奈津子:こちらも私、発表後からしばらく使っているのですが、EMS(Electronic Muscle Stimulation:電気的筋肉刺激)によって表情筋を引き締めてくれるので、顔痩せさせながらハリも取り戻せるところがいいですね。
安蔵:EMSに加えて、RF(ラジオ波)によって肌を温める機能もあるんですね。
奈津子:美顔器マニアとしては、両方の頬へ一度にアプローチできる点を評価したいですね。浅めのY字ローラーだと、顔の片側しかできないのですが、これは一度に両頬できるので時短になります。ただ、すごく効くんですけどちょっと痛いですね。
安蔵:私も発表会で試用しましたが、ローラーで頬を刺激するだけでもなかなか痛いのに、EMSの刺激まで加わると結構な痛さでした。
奈津子:確かに筋肉がピリピリするような痛みはあるんですけど、アゴのライン以外に痛みはないので使いやすいです。実際に1カ月ほど使っていますが、ほうれい線やたるみの軽減にかなり効果を感じています。肌の色も明るくなって、メイクさんにも褒められましたよ。メイクの前後どちらでも使える点も、女性からするとうれしいポイントですよね。
わたしはもっぱら入浴中か、入浴後にパックの上から使用しています。入浴時ぐらい顔が濡れているときの方が効果を感じられやすいのですが、地方ロケの車内で移動してるときには、ミストタイプの化粧水を顔に吹き付けてから活用しています。すき間の時間に使えるのはとても便利です。
安蔵:あのローラーがゴリゴリとアゴのラインを刺激するのはいいんですけど、強度は大丈夫なのか不安になりますね。
奈津子:そうなんです。私は以前にも似たようなローラーを使っていたことがあるんですけど、長期間使用していると、Y字の根本部分がどうしてもゆるくなるんです。そうするとせっかく片手で両頬にアプローチできるのが魅力なのに、両手で左右のスティックを持って使用する……なんてことにもなりかねません。この使い方はとても使いやすいし、顔のラインに沿わせやすいのも間違いないのですけど、本体の強度だけは気になりますね。
安蔵:顔の小さい奈津子さんと大きい私では、ローラーの効き方も違うだろうなとは思いました。私の方がよりゴリゴリと効くのかなと。
奈津子:値段が多少上がってもいいので、自動で顔の大きさというか骨格に合わせて引き締め力を調整してくれる機能が付くといいなと思いました。