■土鍋ご飯を手軽に味わえる「かまどさん電気」
安蔵:シロカと長谷製陶のコラボレーションによって生み出された、土鍋とIHヒーターを組み合わせた炊飯器「かまどさん電気」(3月20日発売、実勢価格7万9800円)のプレスツアーで、三重県伊賀市にある長谷製陶まで行ってきました。
奈津子:伊賀の地は約400万年前には琵琶湖の湖底にあったとのことで、プランクトンの死がいなどを豊富に含むため「呼吸をする土」と呼ばれているそうですね。「かまどさん電気」にはその土が釜に使われているため、焼き上げたときにできた気泡がお釜の中の水分を絶妙に調整してお米の乾燥を防ぐのだそうです。結局アナログとハイテクって表裏一体だなと思いました。
安蔵:私は以前、お弁当作りのために毎日土鍋で炊飯していたんですよ。味は間違いなくいいですし、手間もそれほどかからないのですが、予約炊飯ができないのが難点だったんです。かまどさん電気は温度センサーを埋め込んでいるため直火での使用ができないのは残念ですが、「土鍋ご飯」の味をいつでも手軽に味わえるというのは何物にも代えがたい魅力です。
奈津子:肝心のご飯の炊きあがりは、優しい甘みが印象的で、冷めてもフワッフワ。同じく人気になっている、鋳物ホーロー鍋を使った炊飯調理器の「バーミキュラ ライスポット」とは違う方向性の味だと思いました。個人的には伝統的工芸品とテクノロジーの融合という部分がドラマチックでゾクゾクしちゃいます。こんなにおいしいご飯を毎日いただけたら、子供もグレなさそうな気がします(笑)。
(取材・文/安蔵靖志 奈津子)
ドラマ、CMの出演多数。「家電アドバイザー」資格を取得し“家電女優”として雑誌、webメディアなど活動のフィールドを広げて活躍中。TOKYO FM「Skyrocket Company」レギュラー出演中(火曜18時〜)。instagramは 「natsuko_kaden」、Twitter「natsuko_twins」