“旅”でこそ使いたい新着注目カメラ&アクセサリ10選【旅の便利道具】

<コンパクトミラーレス一眼>

■スマホと常時接続で画像のシェアや転送が簡単

キヤノン
「EOS Kiss M」(実勢価格:7万9380円前後(ボディのみ))

約390gの軽量ボディが特徴。ダイヤル・ボタン部がボディ右側に集約されており、軽さと相まって片手で撮影しやすく作られている。AF性能が高く「電子ビューファインダーで狙う」もしくは「ライブビューモニターでピントを合わせる」といった撮影が可能だ。

▲握り込めるようなホールド感があり、高いAF精度で動きの早い被写体の撮影にも対応。撮影した写真はスマホに転送できるので、撮ってすぐにSNSへ公開ができる。きれいな旅写真をシェアしたい

■持ち運びに便利!ミラーレスの〝新キスデジ〞もお勧めの旅向きカメラ

CP+を賑わす最新 “エントリー向け” カメラからは、今のトレンドがよく見えてくる。各社ともに描写力が高い上に、持ち運びも重視した旅向きのカメラが多い。ボディが小型化した背景にはミラーレス設計による恩恵が大きく、今回発表されたキヤノン「EOS Kiss M」もそのひとつ。この製品は同社人気エントリーモデル “キスデジ” 初のミラーレスで、キヤノンユーザーならずとも注目度が高い。

同カメラは、すでにあるEF-Mマウントを使用。これまでのKissで採用されてきたEMレンズやEF-Sレンズを使うには別売りマウントアダプターが必要だ。EF-Mレンズキットでの発売もあり、標準ズームや標準単焦点(ともにキットレンズあり)を付ければ、旅のスナップ写真も十分カバーできる。なによりこのカメラは液晶モニター部がタッチ操作に対応。AF位置もスマホのように操作ができるので、ビギナーほど便利を感じるに違いない。

<タフネスミラーレス一眼>

■幅広いシーンで究極の高画質を実現

富士フイルム
「X-H1」(実勢価格:25万8660円前後(ボディのみ))

Xシリーズのフラッグシップ機にして最新モデル。起動時間は約0.4秒と素早く、AF最速0.06秒、撮影感覚0.17秒、連写最速14コマ/1秒を誇る。加えて強靭な手ブレ補正機構まで備えているので、狙った被写体をスピーディに撮るのに事欠かない。隙きなしのハイエンドカメラだ。

▲右手グリップに大きな特徴がある。“サブLCDモニタ”で設定確認が行えるため、メインモニタで設定を呼び出す手間が要らない。これはプロユースの中判モデルにも搭載している機能だ

■手ブレ強化で隙がない!旅先での撮影に安心防塵・防滴仕様

エントリークラスが軽さやコンパクトを重要視する一方、ハイアマチュア以上では、ミラーレスでもそれなりの大きさになる。そのひとつが、富士フイルムのフラッグシップ機「XH1」。従来のXシリーズから“5軸5段ボディ内手ブレ補正”を搭載。最大5.5段階というクラス最高峰の手ブレ補正機構を備える。また、右手でしっかり保持できる大型グリップ部にサブのLCDモニターを設置。シャッタースピード、F値のほか、各種情報が読み取れるなど操作性に妥協はない。

そしてなによりもXシリーズならではの高い解像感と色表現は“JPEGの撮って出し”でも十分過ぎるほどの美しさ。高い信頼を得るXマウントレンズを使えば、旅での風景はもちろん、街角や食事のスナップ写真がアートな1枚で残せる。小型軽量ではないが、しっかりと被写体と相対して旅を撮るなら、文句なしの1台だろう。特に大事な旅行ほど、「XH1」のようなカメラで押さえたい。

<こちらも旅の共にうってつけ!ミラーレス一眼の注目機>

■ファン垂涎のMKⅡ旧モデルもアップデート可能

ペンタックス
「K-1 Mark Ⅱ」(実勢価格:25万3800円前後(ボディのみ))

前モデルとの見た目上の違いはロゴ部。しかしながら、内部性能が大幅にアップ。画質向上と撮影領域が拡大したほか、手持ち撮影の精度を高めている。5軸・5段の手ブレ補正効果、防塵・防滴構造も旅に持参するカメラとして心強い。

■街撮りスナップに最適な高性能コンパクト

パナソニック
「LUMIX GX7 Mark Ⅲ」(実勢価格:12万6144円前後(ボディのみ))

コンパクトなミラーレスボディに手ブレ補正、タッチAF、タッチシャッターを搭載したマイクロフォーサーズ機。ファインダー部が上方向に可動する構造を採用しており、ローアングルで覗き込むような撮影スタイルが行える。

■待望のBluetooth搭載!旅写真をスマホ経由でSNSへ

オリンパス
「PEN E-PL9」(実勢価格:7万3440円前後(ボディのみ))

エントリーモデルにして、しっかり撮れる機能を盛り込んだ最新機種。シリーズ待望のBluetooth機能が搭載され、スマホでのSNSへの公開も簡単だ。アートな写真も楽しめるなど、旅の思い出写真がワンランクアップする。

■注文ラッシュの人気一眼モデルがようやく在庫の目処

ニコン
「D850」(実勢価格:39万9600円)

昨年9月に発売され、その人気から瞬時に品切れ・入荷待ちが続いたニコン「D850」が、順次発売目処に(CP+取材時)。類まれな高画素・高速連写性能を備え、旅の鉄道写真など、動く被写体でも需要が多い。

本記事の内容はGoodsPress5月号18-21ページに掲載されています

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(構成・取材・文・撮影/早坂英之)

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