■デカイ!小さい!ウマそう!自由すぎるモデラーの発想力
▼『猫マシンガン’s 猫マ食堂』/ねこましんがんさん
キャラクタープラモデルの一部を使った作品で、どれも本物の食べ物のよう! 『機動戦士ガンダム』に登場するものを中心に、「ハロ」の目玉焼き、「ドダイ」のトースト、「クシャトリヤ」のショルダーアーマーを使った牡蠣、仮面ライダーが乗るバトルホッバーの佃煮、MAグラブロのキットを使った甲殻類を調理したような「煮付け」など、アレンジの仕方が絶妙! 特に戦艦「サラミス」を使った“ティラミス”のような作品は秀逸で、ショコラのようなパウダーがまぶしてあって美味しそう~♪
▼『ロケットレーサー Type zero』『ロケットレーサー Type 2 紅』/MASAKI(関 真生)さん
ハセガワのキャラクタープラモ「ウィーゴ」を使った作品。架空の乗り物「ロケットレーサー」に日用品を使っているのがポイント! 喘息用吸入薬「アドエア」のケースや“100均”ショップの懐中電灯などがメカの一部として組み込まれています。
▼『ユニコーンガンダム デストロイモード』/魔天郎。[片山洋一]さん
会場でひと際目立っていた巨大な作品。凛々しい立ち姿は、まるで東京・台場に建造された実物大ユニコーンガンダム立像のよう。さらに驚きなのが、なんとダンボール紙で作られている点。インドネシアの有名なペーパークラフトサイトから提供された型紙を元に製作されたとのこと。
▼『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1/35スケール』/YAMASAKI KAZUYUKIさん
ウォルナット、メープル、ローズウッドという木材を使ったフルスクラッチのガンダム。木肌の美しさ、重厚さを生かしながら、クリア・ウレタンの厚塗りで仕上げられています。足はGファイターに乗せる前提で作られていて、来年度はGファイターも披露されたいとか。
▼『ザク I スナイパー』/仲さん(ペーパーモデル工廠)
ダンボール紙などで作られたザクI スナイパーも、来場者から熱い視線を集めていた作品のひとつ。2年前に展示した頭部に加え、今回は左腕や胴体まで “建て増し” したとか。ボディに備わる手すりや、モノアイ側面に見られるローレット加工など、各部の細かい作り込みは紙製とは思えないほど!
▼『ノンスケール 巨神兵 腰痛(ようつう)』/宮崎メカ模型クラブさん
ガンダム作品だけでなく宮崎アニメの巨大作品も発見! 『風の谷のナウシカ』の”火の七日間”に登場する巨神兵が題材。約1mのスケールに圧倒されます。球体の関節が各部に設けられており、手足だけでなく牙も動き、口も開閉させられるとのこと。
▼『1/20000 SDF-1 MACROSS』/かまきち。(VF-1 RIDERS)
『超時空要塞マクロス』に登場するマクロスの古いプラモデルを使った作品。小さな島に停泊しているイメージのミニジオラマです。豆粒のような民家や港の造形によって、ディスプレイ中央に鎮座する要塞マクロスの巨大感を際立たせています。
▼『1/2000「軍艦島」』/三軒茶屋さん(メルクールの会)
世界遺産にも登録されている長崎県長崎市の端島、通称“軍艦島”を再現。炭鉱として使われていた時代をイメージし、多量に積まれた石炭や、それを運び出す輸送船の姿も見られます。基本はプラ板で製作しつつ、建物の中身はカワダ「ナノブロック」を使っているそうです。
▼『帝国海軍戦艦山城』/松長(伊勢フライングヴィーナス)
第二次世界大戦時、扶桑型戦艦の2番艦として運用された山城が題材。注目すべきは甲板上に並んで登舷礼(入港時の敬礼)する膨大な数の乗組員! ザッと数えただけでも120人以上います。配置するだけでも大変そう…。なお、海面下にクジラが泳いでいるのも見どころのひとつ。