■新生オラソニックから高音質Bluetoothスピーカーが登場
安蔵:テレビ向け小型スピーカーやBluetoothスピーカー、USBスピーカーに加えて超小型オーディオシステムの「NANOCOMPO」シリーズなどをラインアップする「Olasonic(オラソニック)」ブランドからBluetoothスピーカーの「IA-BT7」(実勢価格3万円)が登場しました。元々はソニーで執行役員SVPとしてオーディオ事業部などを率いた山本喜則さんが社長を務めた東和電子が生み出したブランドでしたが、インターアクションにブランド移譲しての第1弾製品となります。
奈津子:「ウッドキャビネットに包まれたプレミアムサウンド」というコンセプトがとてもいいなと思いました。木のデザインも風合いも、インテリアとのなじみが良いです。でも、このサイズのオーディオで木を使うのは珍しいですよね。デモではクラシックとジャズを1曲ずつ試聴しましたが、音の一つひとつが際立ってしっかりと聴こえてくるだけでなく、木の素材がなめらかに音を反響させていることも実感できました。
安蔵:開発には元東和電子社長の山本喜則さんが代表取締役CEOを務めるSOZOデザインが携わっているのですが、高音質を追求するためにBluetoothモジュールまで独自開発したそうです。Bluetoothのコーデック(圧縮規格)はSBCというのが基本なのですが、ソニーが開発した「LDAC」と、クアルコムが開発した「aptX HD」という、2つの高音質コーデックに対応しつつ、さらに音質を徹底的に追求するためには独自に開発するしかないという結論に至ったそうです。
奈津子:アナログ端子から入力した音声もデジタル化してハイレゾ音質にするというのもユニークですよね。音のチューニングは安室奈美恵さんや福山雅治さん、今井美樹さんなどの有名アーティストのレコーディングを数多く手がけるエンジニアプロ集団「ミキサーブラボ」のレコーディンエンジニアが施し、スタジオ録音されたサウンドイメージをリアルに再現したとのことです。
安蔵:最初はスマートスピーカーの開発を目指したものの、その後スマートスピーカーと組み合わせて使う方向性に転換したそうです。Amazon Echoシリーズは外部出力があるので、その音声をハイレゾ音質に変換して楽しめるというのは割と面白い使い方だと思いますよ。
■“クリロナ”がCMキャラを務める「SIXPAD」がジムをオープン!
安蔵:「世界最高のサッカー選手」に贈られる「バロンドール」を何度も受賞しているポルトガルの英雄、クリスティアーノ・ロナウド選手がCMキャラクターを務めるEMS機器(低周波トレーニング機器)「SIXPAD」が、ついに独自のジム「SIXPAD STATION」をオープンしました。日本中に500店舗、全世界に5000店舗を目指すそうです。
奈津子:SIXPADの開発で得た知見を基に開発したフルボディースーツを装着して運動することで、たった15分で効率的に全身同時にトレーニングができるそうです。
安蔵:実際に私も体験してみましたが、電気刺激によって自分の動きと逆方向に大きな抵抗がかかるので、見た目以上の負荷がありました。
奈津子:15分は時間的には短いですけど、本当にしんどいので体感時間は2倍かそれ以上に感じました(笑)。実際に体験してみると、通常のパーソナルトレーニングと同じように担当トレーナーとの相性というか、コミュニケーションが重要なことが分かりました。EMSの負荷をどれだけかけるのか相談しつつ、つらくても励ましてくれるとかなりモチベーションが上がります。
安蔵:できる限り負荷をかけつつ、つらくない程度に抑えることが効率的かつ持続的に運動できるコツですよね。
奈津子:トレーニング中の動きを採点し、最後に点数で表示してくれるのも良かったです。これはモチベーションに繋がりますね。
安蔵:料金は1回8千円で、初回のトライアルは3千円。月額プランも検討しているとのことです。決して安くはないですし、現状では東京・代官山の1店舗ですが、今後の展開が楽しみですね。
奈津子:トレーニング後にリラックスできる「ZENROOM」(1回約15分で1000円)もオプションで用意しています。宇宙に引き込まれるような映像と、鐘の音などがとても心地よく、最後にお茶でリラックスするというコンセプトも良かったですね。