■回転構造のヘッドで隙間のゴミを一網打尽!
ツインバード
「コードレススティック型クリーナー TC-E261S」(実勢価格:3万5000円前後)
パワーブラシを採用しながらも、1.5kgの軽量ボディとスタイリッシュなデザインを兼ね備える。集じん方式として紙パックを採用。左右180度に回転する新開発のヘッドも特徴だ。
●運転時間:約30分(標準モード時)
●集じん容量:0.25ℓ
●サイズ:W23.5×H103×D13.5cm
●重さ:約1.5kg
スティック掃除機の使いやすさのひとつは軽さにある。「TC-E261S」は約1.5kgしかなく、しかもヘッド部分に重さがないため、取り回しが非常に楽だった。では掃除性能が低いのかと言うとそうではなく、ヘッドにはパワーブラシを搭載しており、カーペットなどの毛に絡んだゴミもしっかりとかき取ってくれる。
さらに使い勝手の良さを実感したのが、ヘッドの回転構造だ。回転ジョイントとボールキャスターによる独自の左右回転構造により、ヘッドが滑らかに走り、家具の隙間やソファーの下などもサ ッと掃除できた。また本体を90度倒した状態でも掃除ができるため、狭い場所の掃除もしやすい。集じん方式が紙パックなのは好みが分かれるところではあるが、ホコリが舞い上がったり、絡み付いたゴミを手で取る必要がないのはうれしい点だ。
■ヘッドが床に密着してパワフルにゴミを吸引!
ダイソン
「ダイソンV10 フラフィ」(7万5000円前後)
毎分12万5000回転する最新の“ダイソンデ ジタルモーター V10”を採用。新たにクリアビン、サイクロン、モーターを直線的に配置するレイアウトを採用し、吸引力が向上した。
●運転時間:最長約60分
●集じん容量:非公開
●サイズ:W25×H123.2×D24.5cm
●重さ:約2.58kg
新型モーターを搭載すると同時にレイアウトを変更したダイソンの「V10」シリーズ。持ち方や使い方は従来機から変更はない。ナイロンフェルトによるソフトローラ ーヘッドを搭載する「Fluffy(フラフィ)」はヘッドがフローリングに密着し、大きなゴミを強力に吸引してくれる。
さらに床の静電気を除去することで、張り付いた微細なホコリも取り除ける仕組みだ。実際にフローリングを走らせてみたが、スッキリときれいに掃除できた。また、そのほか多彩なアタ ッチメントが付属しており、それらに取り替えることで隙間なども手軽に掃除できる。
■手の届きにくい場所もスッキリきれいに!
シャープ
「RACTIVE Air プレミアムパッケージモデル EC-AR2SX」(実勢価格:6万8000円前後)
パイプ部などにドライカーボンを採用することで、1.5kgの軽量ボディを実現した。交換用バッテリーがふたつ付属しているので、連続使用により、最長60分掃除ができる。
●運転時間:最長約60分(標準モード時/バッテリー2個必須)
●集じん容量:0.13ℓ
●サイズ:W22.2×H98×D22cm
●重さ:1.5kg
本体が軽く、高い所も掃除しやすいのが特徴。さらに手の届きにくいところを掃除するのに特化したアタッチメントが付属しているのもポイント。そのため、例えば、延長ホースの先に “はたきノズル” を取り付ければ、エアコンの上なども、手を伸ばして簡単に掃除できる。
また、隙間掃除に最適な “タテヨコ曲がるすき間ノズル” も用意。家具の隙間や裏、ソファの下など、通常はアクセスしにくい部分のゴミを簡単に吸い込むことができた。 “はたきノズル” は本体に直接接続し、ハンディの状態で使っても便利だった。
■便利なアタッチメントにより段差掃除はヘッチャラ!
日立
「パワーブーストサイクロン PV-BEH900」(実勢価格:4万9000円前後)
狭い場所や高い場所などが快適に掃除可能な、多くのツールが付属するモデル。使い方に合わせて排気方向を変更できるほか、交換可能なカセット型バッテリーを採用する。
●運転時間:最長約40分(標準モード時)
●集じん容量:0.2ℓ
●サイズ:W25.5×H101.2×D30.8cm
●重さ:約2.1kg
定番のモーターヘッドや延長ホ ースだけでなく、多くのアタッチメントを標準で付属しているのが魅力だ。中でも珍しいのが、キャニスター型掃除機のような“スマートホース”。先端に小さなヘッドや隙間ノズルを取り付けると、本体の位置を気にすることなく自由に掃除ができた。
“スマートホース”と“パワフルスマートヘッド”を組み合わせれば、億劫に感じる階段掃除も苦にならない。ヘッドの点灯機能や、壁面ギリギリまで吸い取れる“きわぴた構造”も実に重宝する。こうした組み合わせは棚や机の上などを掃除するのにも適していた。
本記事の内容はGoodsPress5月号20-21ページに掲載されています
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(取材・文/コヤマタカヒロ 写真/園田昭彦)
デジタル機器から白物家電まで、電気とデータの流れる製品を中心に執筆活動を展開。実際に使ってみて試すのがモットーだ。3女の父で米食味鑑定士の資格も所有。
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