2018上半期 注目製品ホンネレビュー[ロボット掃除機/一芸掃除機編]

■障害物を避けつつ一度にたっぷりと吸引!

エレクトロラックス
「PURE i9 PI91-5SSM」(実勢価格:11万2000円前後)

本体前面のカメラと“2方向レーザー ”によって、部屋全体を3Dで把握。障害物や段差などを認識し、それに基づいて掃除する。家具などぶつかったり、コードに絡んだりする心配がない。スマホ連携機能や留守番掃除機能も搭載する。

●稼働時間:約40分(通常モード)
●集じん容量:0.7ℓ
サイズ:W32.5×H8.5×D28cm
●重量:2.5kg

運転を開始すると360度回転し、部屋のマッピングや位置情報の測定を行う。その上で四角く回りながら部屋の掃除をスタート。家具や障害物があるとその手前まで進み一旦停止し、左右に旋回して障害物を避ける。扇風機のコード1本は乗り越える一方、延長コードがまとまってる場所は回避し、その際を掃除した。

判断精度は高く、12畳ほどのリビングでは走らせると、障害物に引っ掛かったり、止まったりすることはなかった。ダストボックスが700㎖と大きく、ハサミで遊んだ後の切れ端など大きめのゴミの多い我が家のリビングでも1度で満杯になることない。

▲段差を乗り越えられる“クライムフォースドライブ”機能を搭載。公式には2.2㎝までの段差に対応する。そこまで厚くはなかったが、実際に段差のあるラグも軽々と乗り越えられた

■“モップシステム”を使えば拭き掃除もお任せ!

エコバックス
「DEEBOT OZMO 930」(実勢価格:7万4520円前後)

レーザースキャンによる部屋測定機能を搭載。ユーザーの部屋の間取りを覚えて、効率よく掃除できる。サイドブラシとローラーによってゴミを吸い込むだけでなく、 OZMOモップシステムによる水拭きにも対応。床をクリーンに保ちやすい。

●稼働時間:最長約110分
●集じん容量:0.47ℓ
●サイズ:W35.4×H10.2×D35.4cm
●重量:4.1㎏

本体底面に“OZMOモップシステム”を取り付けることで、ゴミの吸引とともに床の拭き掃除が可能。ただし、事前に室内のマッピングをしておく必要があり、マッピングが完了するまで拭き掃除は対応しない点は要注意だ。ちなみに掃除時の走行音は静かで、生活しながらでも問題なく使えるレベル。

時折、家具に接触しているような音が聞こえるといった印象だ。本体には「Auto」ボタンひとつしかなく、ほとんどの機能がスマホアプリと連携して利用するのが基本となっている。ただし、Wi-Fiに接続するための条件が細かく、ややハードルが高い印象だ。

▲本体上部に搭載するユニットが360度に回転しながら、レーザーを放出して部屋の間取りをマッピング。こうした“スマートナビ”により作成した地図を参照しつつ、効率よく掃除する

 

<窓用ロボットや携帯型高圧洗浄機も登場!2018年上半期は細分化が一層顕著に!>

ウインドウメイト
「窓掃除ロボット ウインドウメイト RTシリーズ」
対応窓厚5 ~10mm/11~16mmモデル(6万9000円前後)
対応窓厚17 ~22mm/23 ~28mmモデル(7万5000円前後)

ふたつの本体で窓を挟み、マグネットで固定する窓拭き用のロボット掃除機。スタートボタンを押すだけで自動的に窓を上り、ジグザグに動きながら拭き掃除する仕組みだ。窓ガラスの厚みに合わせて4モデルを用意している。

ケルヒャー
「家庭用マルチクリーナー OC 3」(実勢価格:1万9000円前後)

4ℓの給水タンクを備え、ホースで吸い上げた水をトリガーガンから噴射できる家庭用洗浄機。バッテリー式なので電源が取れない場所でも使えるのが魅力。フラットジェットノズルの採用により、低圧でも汚れをしっかり落とせる。

【次ページ】一芸に秀でたオンリーワンの掃除機

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