<梅原さんのカバンの中身は?>
■マッドキャッツのアーケードコントローラー
愛用のコントローラーは「T2」という数年前に製造停止してしまったモデル。梅原さんがプロになった時に最初にサポートしてくれたのが、このマッドキャッツということで思い入れも十分。
コントローラー会社からのラブコールお待ちしてます!
■ハイパーエックスのヘッドセット
試合中はギャラリーの声援がすごいので、プレイに集中するためにも雑音をシャットアウトするヘッドフォンは必須。長時間の着用にも耐え得る快適さも求められる。試合中はインターネットでアガる音楽を検索して聴いています。
試合中はインターネットでアガる音楽を検索して聞いています
■花王のめぐりズム
目の疲れを癒してくれる「蒸気でホットアイマスク」はまとめ買いして飛行機の移動中や宿泊先のホテルで使用。心地良いのでヘビロテ中。ブルーライトカットのメガネも興味あり。
気分的にもリラックスできるので大量にストック済み
■ストラティックのスーツケース
購入してから約1年が経つというスーツケースはドイツのブランド。色がちょっと変わっていることで、空港で手荷物を受け取りの際にも、すぐに自分のバッグだと見つけらるとお気に入り。
最近はもっと小さくてもイイかなぁと感じてます
■オリジナルTシャツ
スポンサードされている企業名をプリントしたTシャツはオリジナル。フロントには梅原さんのプレイスタイルから名付けられたニックネームの“ビースト”の文字がデザインされている。
ファッションに対してのこだわりはない方ですね(笑)
■Twitchのジャケット
Tシャツと同様に、大会時に着用する MA-1タイプのジャケット。今までは適当なアウターを羽織っていたが、最近は特別に支給されたコチラを愛用中。両胸と左右の腕に配されたパッチがクールだ。
海外では大会会場をめちゃくちゃ冷やすので、上着は必須!
■コントローラー以外の荷物って着替えくらいじゃないですかね
「滞在中は大会会場とホテルの往復なので、スーツケースの中身も着替えばっかりで面白くないですよ。プロゲーマーの中には、プレステ4本体にモニターまで持っていく人もいますが、僕は必要最低限だけですね」
あまりモノにはこだわらないということもあるが、一回の大会では滞在と移動を含めて平均4日間を要し、この遠征中は練習ができなくなるため、練習時間を1日でも伸ばすために、軽装でのトンボ帰りが基本となる。
「普通の人が持ち歩かないモノといえばコントローラーとか? 若い世代の間ではパッドが主流になってきていますが、やはり慣れ親しんだレバーがしっくりきますね。それ以外のモノはサポートしてくれている企業のアイテムばかり。今のままで困っていないし物欲もないので、今後、自分自身のパフォーマンスを引き上げるための投資はしていっても、バッグの中身は変わらないんじゃないですかね」
世界の最前線で戦い続ける男は、驚くほどストイックだった。
●eスポーツプロアスリート_梅原大吾さん
日本初のプロゲーマー。15歳で日本を制し、17歳で世界チャンピオンのタイトルを獲 得。以来、格闘ゲーム界のカリスマとして、20年間にわたり世界の頂点に立ち続ける。
本記事の内容はGoodsPress7月号96-97ページに掲載されています
(取材・文/富永トミー修朗 写真/地藤悠)
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