■トヨタ ハイラックス(1968年~)
ランドクルーザーと並ぶトヨタの4WDの老舗が、ピックアップトラックのハイラックスです。初代ハイラックスは1968年にブリスカとライトスタウトの統合後継モデルとして登場。アメリカではトヨタトラックという名前で販売されました。
ハイラックスといえば、屈強な4WDというイメージがあります。でも初期の頃は2WDのみの設定で、4WDは3代目の途中(1979年)で追加されました。また、後部座席を備えるダブルキャブが設定されたのも3代目からになります。
日本ではだんだんとピックアップトラックの需要が減っていきます。そして2004年、7代目へのフルモデルチェンジタイミングで日本では発売されなくなりました。
しかし仕事でどうしてもピックアップトラックを使用しなくてはならない人から再発売を望む声が上がり、2017年、8代目ハイラックスが日本にも導入されることになったのです。
■トヨタハイエース(1967年~)
ワンボックスの代名詞として、日本だけでなく世界中で支持されるハイエース。人気の秘密は圧倒的な積載量と耐久性の高さでしょう。初代がデビューしたのは1967年。トヨエースの小型版という位置付けでした。そう、ハイエースの始まりはトラックだったのです。同年10月にはワンボックスのワゴン、翌年にはデリバリー版が追加されます。
初代は丸目4灯でしたが、1977年に登場した2代目は丸目2灯に。その愛らしいルックスに多くのファンがつきました。1982年にデビューした3代目は2代目と対照的に縦目の角目になりました。3代目は電動サンルーフやデジタルメーターなどを装備し、高級ワゴンとして支持されたのです。
4代目は1989年から2004年まで15年に渡り製造されました。さらに1999年のマイナーチェンジで兄弟車のレジアスエースが登場。以降、現在までハイエースとレジアスエースの2系統が販売されています。
2004年にデビューした現行型もロングライフモデルになっています。現行型はワゴン、バン(ルートバンを含む)、コミューターが用意され、ボディは幅、長さ、高さともに多彩なラインナップとなっています。