<縦型洗濯機編>
■洗浄力に磨きをかけより綺麗に洗い上げる
まずは縦型洗濯機とドラム式洗濯機との違い、また各社の買いのポイントを教えてもらった。
「乾燥までを考えれば断然ドラム式の方が有利です。縦型はドラム式よりも圧倒的に電力を消費します。けれど、毛やニオイの処理は縦型が有利です。ペットを飼っている方は、縦型を選ぶ方が増えていますよ」
そうした縦型でトレンドリーダーの役割を果たしてきたのが日立のビートウォッシュ。
「洗剤汚れセンサーシステムを搭載している点が良いです。投入されたのが粉末なのか液体なのかを判別し、自動で最適な設定を選びます。洗濯中も洗剤が残っていたら自動で洗濯時間を延長してくれるんです」
他にも温水洗浄や容量12kgの大型モデルをラインナップし、軽めの毛布を複数枚洗える点などを挙げた。東芝の評価も高い。特にSDDモーターを採用している点。一般的な洗濯機は、モーターをベルトでつなげて洗濯槽を回している。対して東芝は、モーターの上にダイレクトに洗濯槽を乗せて回しているのだ。
「トルクが大きく軸がブレにくい。ガタゴト音を立てにくい構造なので、静音性が高く夜でも気兼ねなく洗えます」
その他、パナソニックに関しては洗浄力の高さと使いやすさ、そしてデザインにも注目だという。
「操作パネルを後方に配置して、洗濯物の出し入れをしやすくしています。こうしたニーズもしっかりと拾っている点は、さすがですね」
シャープに関しては、穴のない洗濯槽なのがポイント。このため節水性が非常に高く、カビなどが発生しないから衛生的。
「縦型の中では効率よく乾燥までできます。また、シャツを洗濯槽の内側にハンガー掛けして乾燥させるハンガードライという機能も、穴なし槽だからできることですね」
▼微細なバブルを発生させ洗浄効果をアップ!
東芝ライフスタイル
「ZABOON AW-10SV7」(実勢価格:22万6000円前後/7月発売予定)
直径1μm未満の泡「ウルトラファインバブル」を、洗浄時だけでなくすすぎ時にも活用した「ウルトラファインバブル洗浄W」機能を搭載し、より高い洗浄力を実現。デリケートな衣類用のトレーと洗濯コースも用意する。
●洗濯/乾燥容量:10kg/5kg
●標準使用水量(洗濯時):115ℓ
●消費電力量(洗濯時):約69Wh
●サイズ:W614×H1048×D628mm
▼洗剤の種類や汚れを自動で検知、最適な洗濯コースで洗い上げる
日立アプライアンス
「ビートウォッシュ BW-DV120C」(実勢価格:26万3000円前後)
洗剤の種類に合わせて洗い方を変える機能を新搭載。一度に12㎏の洗濯が可能な大容量モデルで、薄手の毛布を複数枚同時に洗える。1.5㎏までの衣類なら、洗濯から乾燥までが約98分。急ぎの洗濯もスムーズにこなす。
●洗濯/乾燥容量:12kg/6kg
●標準使用水量(洗濯時):125ℓ
●消費電力量(洗濯時):99Wh
●サイズ:W650×H1060×D645mm
▼洗浄液を活性化させポテンシャルを引き出す
パナソニック
「全自動洗濯機 NA-FW120V1」(実勢価格:27万8000円前後)
泡立てた洗浄液を酵素が活性化する温度まで直接ヒーターで温め、黄ばみやニオイの原因菌まで洗い流す「温水泡洗浄W」、油汚れに効果的な「温水つけおきコース」を備える。投入口幅は430mmで洗濯物の出し入れがラク!
●洗濯/乾燥容量:12kg/6kg
●標準使用水量(洗濯時):150ℓ
●消費電力量(洗濯時):98Wh
●サイズ:W643×H1073×D672mm
▼穴のない洗濯槽だから清潔さはナンバー1
シャープ
「プラズマクラスター洗濯乾燥機 ES-PU11B」(実勢価格:15万8000円前後)
洗濯槽に穴のあいていない「穴なし槽」で高い節水性と清潔性を実現。水の流れが妨げられず水流の勢いが加速し、汚れをしっかり落としてくれる。毎秒約3万8000回の超音波振動で汚れを落とす「超音波ウォッシャー」を付属。
●洗濯/乾燥容量:11kg/6kg
●標準使用水量(洗濯時):115ℓ
●消費電力量(洗濯時):110Wh
●サイズ:W600×H1050×D650mm