2018年7月5日、スズキジムニーがフルモデルチェンジしました。先代のJB23型が登場したのは1998年10月ですから、およそ20年ぶりのモデルチェンジ。2代目となるSJ30型を彷彿させる角ばったデザインやプロ仕様の性能が与えられ、往年のファンはもちろん、これまでジムニーとは無縁だった人までが飛びついています。
「もう年内納車は無理! シエラは1年2カ月待ち?」
「なんとか早く手に入れる方法はないのか!?」
など、世の中ではちょっとしたジムニーパニックが沸き起こっています。
最高出力47kW(64ps)、最大トルク96N・m(9.8kg-m)という非力な軽自動車でありながら荒れた山道をぐいぐい走っていく。その性能は国内外の大型SUVを凌駕するほど。ほかのメーカーを見渡してもジムニーのライバルと呼べるモデルは存在しません。
ただ、かつてジムニーのライバルと呼べるモデルが存在していたのをみなさんは覚えていますか? そう、パジェロミニです。1994年~2012年まで製造されたパジェロミニは、ジムニーと同じようにクロスカントリーモデルとしての性能が与えられ、新車はもちろん、中古車市場でもジムニーと比較され、その性能を高めてきました。今回はそんなパジェロミニを振り返ってみましょう。
【次ページ】日常での使い勝手に配慮しオンロードでの性能をアップ▶
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