初心者でも使いやすいレコード&カセットプレーヤー5選【2018夏 安くて良いもの主義】

■レコードの音をハイレゾで忠実に録音できる

ソニー
「PS-HX500」(実勢価格:5万3000円前後)

レコードの音をハイレゾフォーマットで録音・保存できるプレーヤー。アルミダイキャスト製の回転盤や高密度MDFを採用したキャビネットなどで、高品位の音を実現。

●フォノイコライザー:内蔵
●カートリッジ(レコード針):付属
●サイズ:W430 ×H104 ×D366mm
●重さ:5.4kg

▲シェル一体型ストレートトーンアームやアルミダイキャスト製のラウンドシェルを採用。MM型カートリッジを標準装備し、購入後すぐに使い始められる

▲PCとUSBケーブルでつなげることで、レコードの音を2.8/5.6MHzのDSDや、192kHz/24bitのリニアPCMなどのハイレゾフォーマットで録音・保存できる。

【岩井さんオススメポイント】

アナログの良さを素直に引き出してくれます
本体設計から、かなり良い音を目指した構成です。実際に聴いてみると、レコードの音が素直にピックアップされているのが分かります。音の情報量が多く、低域から高域のバランス感もアナログの良さが発揮されています。

 

■USBメモリーに直接レコードの音を録音可能

アイワ
「APX-BUE100」(実勢価格:1万6000円前後)

USBメモリーへの録音機能やBluetooth送信機能を備えた、ベルトドライブ方式のレコードプレーヤー。フォノアンプを内蔵し、MM型カートリッジも付属し、すぐに楽しめる。

● フォノイコライザー:内蔵
● カートリッジ(レコード針):付属
●サイズ:W426xH80×D343mm
●重さ:4kg

▲直接、Bluetoothスピーカーとつなげてレコードが聞けるほか、USBメモリーを挿せばレコ ードの音をデータ保存できる。準備すべき物が少なくすみ、初心者でも使いやすい。

 

【岩井さんオススメポイント】

今のライフスタイルの中でレコードを楽しむのには理想的
解像感が低いなど、音質が良いとは言い切れませんが、音が破綻することはなく価格なりのサウンドです。でも、レコードを聴くこと自体のハードルをかなり低くしてくれるので、まず最初に買うモデルとしては悪くありません。

 

■基本に忠実な構造を備えた正統派レコードプレーヤー

デノン
「DP-500M」(実勢価格:6万2000円前後)

ダイレクトドライブ方式のプレーヤー。トルク4.5kgのモーターなどを採用し、0.3秒の立ち上がり時間と、安定した回転を実現した。 MM型カートリッジを付属する。

●フォノイコライザー:非搭載
●カートリッジ(レコード針):付属
●サイズ:W450 ×H170 ×D370mm
●重さ:10.1kg

▲木目が美しくずっしりと重いキ ャビネットを採用。大型のインシュレーター(脚部)とともに高剛性キャビネットは、クオリティの高いサウンドに寄与する

【岩井さんオススメポイント】

レコードの音の情報をしっかりと引き出します
オーディオシステムが必須なのでややマニア向けで、価格を抑えたなかでは最高の設計といえます。音は盤面の情報をまんべんなく引き出し、中域から低域にかけての厚みや密度感、階調性をしっかりと感じさせてくれます。

 

■スタートボタンを押すだけで自動でレコードが再生される

オーディオテクニカ
「フルオートターンテーブルAT-LP3」(実勢価格:2万8000円前後)

スタートボタンを押すと自動で針がセッティングされて再生されるフルオート式のプレーヤー。フォノイコライザー内蔵で、アクティブスピーカーをつなげれば簡単にレコードが楽しめる。

● フォノイコライザー:内蔵
● カートリッジ(レコード針):付属
●サイズ:W435 ×H128 ×D353mm
●重さ:5.2kg

▲レコードを置いたら、後はスタ ート/ストップボタンを押すだけでトーンアームが動き、再生/停止する。針を置く作業は慎重を期するため、初心者でも安心して使える

【岩井さんオススメポイント】

レコードのエネルギー感を伝えてくれる高コスパモデル
スタートボタンを押すだけで再生してくれる手軽さと、リーズナブルさが魅力です。アナログらしいエネルギー感をきちんと出してくれます。高域の鮮やかさと低域の押し出しの量感とをバランスよく聴かせてくれますよ。

【次ページ】ハイレゾも聞けるカセットプレーヤー

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