ドリップシーンを上質な時間に変えるドリッパースタンド4選【珈琲道具極道】

■竹とステンレスの異素材を組み合わせた温もりのある爽やかなデザインが印象的

CORES
「ゴールドフィルタードリップセット-C700-」(1万6200円)
デザイン:★★★★ 手入れのしやすさ:★★★★ コストパフォマンス:★★★

フィルター、ドリップスタンド、ガラスサーバーの3点セット。ドリップスタンドは、温かみのある竹とソリッド感のあるステンレスの組み合わせ。ガラスサ ーバーはハンドメイドで、やさしい丸みが特徴的なデザインだ。アカシア製の専用蓋が付く。
サイズ:W135×H325×D175mm(スタンド)サーバー容量:500mL

【CHECK!】
フィルターは、科学変化しにくいゴールドメッキ。ペーパーに比べてメッシュは粗く微粉を取り除けない反面、オイルをそのまま抽出できるため、豆本来の味を堪能できる。スタンドは可変式で高さを変えられ、携帯マグに直接ドリップも可能だ。

 

■ガラス・磁器・木の組み合わせが美しいインテリア性の高いドリッパーセット

iwaki
「SNOWTOPシリーズ コーヒーポット&ドリッパーセット(Barafu)」(1万6200円)
デザイン:★★★★★ 手入れのしやすさ:★★★ コストパフォマンス:★★★

上質な生活空間を演出する同社「SNOWTOP」シリーズのひとつで、曲げ木を使用したドリッパースタンドと、磁器製ドリッパー、耐熱ガラスポットの組み合わせ。3種の素材の組み合わせはシンプルでさわやか、インテリアによく馴染む。
サイズ:W175×H245×D130mm(スタンド)サーバー容量:600mL

【CHECK!】
独特な形状の磁器製1つ穴式ドリッパーは、リブ(内側の突起)を高めに設定。コーヒー液がドリッパー内に溜まりにくいため、えぐみが抽出されにくい構造になっている。電子レンジにも対応する耐熱ガラスポットには磁器製の蓋が付く。

■カップからボトルまで対応するワイヤーフレームの可変式スタンド

QAHWA
「コーヒードリッパー」(1080円)「コーヒードリッパースタンド」(3564円)
デザイン:★★★ 手入れのしやすさ:★★★ コストパフォマンス:★★★★★

オリーブウッドとスチールのドリッパースタンドに、円錐式ペーパーに対応するワイヤー構造のコーヒードリッパーを載せればセットで使える。スタンドは、カップなどを置くトレイが可変するタイプ。ドリッパーはコーヒーボトルに載せて直接抽出もできる。
サイズ:約W96×H80×D96mm(ドリッパー)
サイズ:約W180×H235×D115mm(スタンド)

【CHECK!】
スタンドは、オリジナルのコーヒードリッパーだけでなく、他メーカーのさまざまなドリッパーにも対応。トレイを下げれば、世界初のボトル内部にテフロン加工を施した専用のコーヒーボトル(420ml/3240円)に直接ドリップすることもできる。

■鋳物ならではの重厚な質感と丁寧な作り込みが個性的

KINTO
「SLOW COFFEE STYLE SPECIALTY ブリュワースタンドセット 2cups」(1万2960円)
デザイン:★★★★★ 手入れのしやすさ:★★★★ コストパフォマンス:★★★

素材からデザイン、仕上げまで細部にまでこだわりをもって作り込まれたセット。理科の実験道具のようなスタンドは鋳物製で、無骨なデザインが男心をくすぐる。可動式で、1人用のカップからサーバーまで幅広く対応する。ドリッパーは磁器製。
サイズ:W125×H210×D130mm(スタンド)サーバー容量:400mL

【CHECK!】
ドリッパーは1つ穴で、2人用の円錐式ペーパーフィルターに対応。セットには、外したドリッパーを置く、ガラス製のホルダーも付属する。抽出量に達したときに意外と困る、ドリッパーの受け皿問題を解決してくれる便利なアイテム。

 

■ドリッパースタンドは優雅なコーヒータイムを演出する

昔からあったものの、ここ数年、映えるドリッパースタンドを設置しているコーヒースタンドが増加。家庭で使えるタイプも同様におしゃれなモデルが増えてきた。店舗では、既存のドリッパーを複数配置する実用タイプが多いが、家庭用ではインテリアによく馴染むモデルが大半。しかも、スタンドに合わせてオリジナルのドリッパーを採用しているのが特徴だ。

ドリッパースタンドのメリットは大きく3つ。1つ目はなんといってもおしゃれな点。素材やデザインにこだわっているからキッチンに出しておいても映えるし、セットしてドリップするのに時間がかかるから、おのずとゆったりとした優雅なコーヒータイムを演出できるのだ。

2つ目は、コーヒーの抽出量が適量になったらサーバーをすぐに外せる点。サーバーを外した後に、残液を受けるトレイを素早く置けば汚れにくい。

3つ目は、カップや携帯マグに直接抽出できること。ただし、正確な抽出量を計るために、コーヒースケールをセットするのが望ましい。

実用的なメリットはともかく、持っていれば人に見せ(淹れ)たくなることは間違いない。

<ドリッパースタンドの優先度>

優先順位:★★★
ドリップするだけなら、プラスチック製のドリッパーに耐熱ビーカーで用は足りる。とはいえ、ドリップスタンドがあれば上質なコーヒータイムを演出できるし、キッチンに置いておくインテリア小物としても重宝。自分のコーヒースタイルに合わせてそろえたい。

 

本記事の内容はGoodsPress10月合併号134-135ページに掲載されています

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(構成・文/八雲三十九 写真/sono<bean>)

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