ジムニー知りたきゃここを見ろ!スズキオフィシャル「JIMNY HISTORY」

■歴代ジムニーの貴重なカタログをダウンロード!

ジムニースペシャルサイト内の「ジムニーの歴史」では、初代LJ10型から先代のJB23型&JB33/43シエラまで、年表形式で紹介されています。写真をクリックすると各モデルの解説が表示されます。

簡潔に書かれたモデル解説とともに、各モデルのスペックが表記されています。こういったデータがオフィシャルで公開されるのはとても貴重! これを見ると、初代LJ10型ジムニーは最高出力25ps、最大トルク3.4kg-mで山間地を多くの荷物を積んで走っていたことがわかります。2年後の1972年に登場したLJ20型はエンジンが空冷から水冷に。そして最高出力が3ps、最大トルクが0.4kg-mアップしています。

そしてこのサイトの素晴らしいところは、歴代モデルのカタログがダウンロードできることです! LJ10やLJ20のカタログなんて、そもそも見たことすらないという人がほとんどのはず。

 

■初代(1970年~)

▼LJ10型(1970年)

▲LJ10型カタログ表紙

LJ10型のカタログを開いて最初に飛び込んでくるのは、一面砂地という場所でテンガロンハットを被りジムニーに乗る男の姿。そして、ジムニーは建設、土木、林業、漁業、農業などあらゆる産業で活躍できることをアピールすると同時に、アミューズメント性にも満ち溢れているとアピールします。

ジムニーの登場は新時代の幕開け。まさにカタログで表現された通りになりました。次のページに掲載されている、つり橋建設現場で活躍するジムニーの写真もしびれます。

 

▼LJ20型(1972年)

▲LJ20型カタログ表紙

LJ20型のカタログでは、大半が砂漠の約1000マイル(約1600km)のコースを不眠不休で走ることから「もっとも過酷なレース」といわれるバハ1000の前身、メキシカン1000への参戦レポートを掲載。

走行条件の悪さから、メキシカン1000に参加する車両はビッグパワーを誇る3L~7Lクラスのマシンが中心。しかしあまりにも過酷な環境ゆえ、次々にリタイア。そんな中、わずか360ccの水冷エンジンを搭載したジムニーは無事故で34時間走り抜いたことが紹介されています。

また、このモデルからクローズドボディのバンも追加されています。悪路を走る時もほこりなどをシャットアウトするので、乗用車のように快適に乗れることがアピールされています。

 

▼SJ10型(1976年)

▲SJ10型カタログ表紙

1976年の軽規格改正にともない登場したSJ10型ジムニー。550ccになったエンジンは最大トルクが5.3kg-mに拡大。登坂力は39.7度になりました。街中でカップルが買い物を楽しんだり、砂地や川辺のドライブを楽しんだりしている写真がメインカットで使われるなど、レジャー色を高めたカタログが印象的。

ボディカラーは山吹色(ギリシャンオーカー)とややくすんだ緑色(シリウスグリーン)の2色を用意。どちらも現代のクルマにはない雰囲気でオシャレ!

 

▼SJ20型(1977年)

▲SJ20型カタログ表紙

ジムニーに初めて大排気量エンジンを搭載したのが1977年に登場したジムニー8(SJ20)。ジムニーシエラの前身となるモデルです。

元々は輸出を目的としたもので、それを日本仕様に直して販売されました。エンジンは0.8Lで、エンジンはスズキ初の4サイクルとなりました。カタログでも4サイクルであることを強く打ち出しています。

日本仕様は幌モデルとバンの2種類ですが、輸出仕様はピックアップトラックも用意されたそうです。

 

【次ページ】2代目はレジャー推し!

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