■2代目(1981年~)
▼SJ30型(1981年)
1981年、ジムニーは2代目(SJ30型)へとフルモデルチェンジ。乗用車としての快適性が大きく高められています。ブティック前、ゲレンデでのスキー、荒野でのランドセーリングなど、SJ10型のカタログ以上にレジャーの雰囲気を押し出しているのが印象的。女性ドライバーが運転している写真を使用しているのも、快適性や運転の容易さを表現しているものと思われます。
また、インテリアの写真も大きく掲載され、高級感が高まっていることが強調されています。
SJ30型は、ソフトトップ+従来の幌ドアに加え、ハーフメタルドアとフルメタルドアを追加。バンも商用と個人向けの2種類が用意されるなど、豊富なボディバリエーションから選ぶことができるようになりました。
▼JA71型(1986年)
1986年、ジムニーは2サイクルエンジンから4サイクルターボエンジンに変更されました(2サイクルのSJ30も併売)。インタークーラーターボは最高出力52ps、最大トルク7.2kg-mに。燃料噴射量を最適にコントロールするEPI(電子制御燃料噴射)システムも搭載されています。
ボディタイプはフルメタルドアの幌とバン、さらに1987年にはパノラミックルーフと呼ばれる天窓のついたハイルーフ仕様も登場しました。パノラミックルーフの紹介文として、カタログには「ヘルシーな気分が盛り上がります」と書かれています。好景気だった時代ならではの言い回しですね。ちなみにパノラミックルーフは、JA71よりも先に発売されたジムニー1300(JA51型)で初採用されました。
■古めのジムニーが欲しい人は、まずここを見てスペックや機能を把握しよう
これまで紹介した歴史的なモデル以外にも、JA12やJA22(どちらも2代目)、先代モデルとなる3代目のJB23など、今でも中古車が多く流通しているモデルのカタログも見られます。初代から懐かしく眺めたい人はもちろん、これから中古ジムニーを買おうとしている人は、ぜひこのスペシャルサイトをじっくり読みこんでみてください。
とくにカタログは、自分が欲しいモデルにどんな機能がついているのか、どのようなメカニズムが載っているかなどを知る貴重な資料になります。いつか乗ってみたいと考えているなら、今のうちにカタログをダウンロードしておくことをおすすめしますよ。
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(文/高橋 満<ブリッジマン>)