■新たなステージへ走り出すSUPER CUB
豊富なラインナップでより用途にマッチした“カブ”。ここからは、現行モデルを紹介しよう!
▼より上質に生まれ変わった125cc版カブ
Honda
「SUPER CUB C125」(39万9600円)
クオリティの高さにこだわった最新125cc版は、ビジネス用途ではなく、ストリートにも馴染むスタイリッシュさがウリ。乗り降りしやすい車体はそのままに、デザイナーが初代モデルをモチーフにミリレベルで微妙なシルエットを再現。鳥が翼を広げたようなハンドル形状や青×白の車体、懐かしのエンブレムなどを採用している。
SPEC DATA
●全長×全幅×全高:1915×720×1000mm
●シート高:780mm 車両重量:110kg
●最小回転半径:2.0m
●エンジン種類:空冷4ストロ ークOHC 単気筒
●総排気量:124cc
●最高出力:9.7ps/7500rpm
●最大トルク1.0kgf・m/5000rpm
●燃費:105.0km/L(定地燃費値)
▼スタンダードモデルもカジュアルに変身
Honda
「SUPER CUB 50」(23万2200円)
丸目のヘッドライトなど円を基調としたやわらかなフォルムで原点回帰。親しみやすく愛着のわくスタイルに加え、カラーもカジュアルに。シフトチェンジ時の衝撃を軽減する2段クラッチを引き続き採用し、乗り心地がより快適になっている。カートリッジ式オイルフィルターで、整備性も向上した。
SPEC DATA
●全長×全幅×全高:1860×695×1040mm
●シート高:735mm 車両重量:96kg
●最小回転半径:1.9m
●エンジン種類:空冷4ストロークOHC 単気筒
●総排気量:49cc
●最高出力:3.7ps/7500rpm
●最大トルク0.39kgf・m/5500rpm
●燃費:105.0km/L(定地燃費値)
▼ユニークなフォルムで遊び心満点
Honda
「CROSS CUB 50」(29万1600円)
いつの時代にも派生モデルが存在し、もちろん現行にも健在。ライトやマフラーにガードを備え、泥ハネや飛び石対策のマッドガードで守られたタイヤは、悪路も走破できるよう太めのセミブロックパターンに。カモフラージュ柄のメーターでサバイバルムードを高め、行動範囲を広げた。
SPEC DATA
●全長×全幅×全高:1840×720×1050mm
●シート高:740mm 車両重量:100kg
●最小回転半径:1.9m
●エンジン種類:空冷4ストロークOHC 単気筒
●総排気量:49cc
●最高出力:3.7ps/7500rpm
●最大トルク0.39kgf・m/5500rpm
●燃費:94.0km/L(定地燃費値)
▼特別色の記念モデルは受注期間限定!
Honda
「SUPER CUB 50 60周年アニバーサリー」(29万1600円)
誕生60周年を記念した期間限定の受注モデルは、1963年にアメリカでの広告に描かれたイメージイラストがモチーフ。記念エンブレムをはじめ、より高級感のあるツートーンシートやブラック塗装を施したリアキャリア、スペシャルキーが採用され、特別感のある外観としている。
SPEC DATA
●全長×全幅×全高:1860×695×1040mm
●シート高:735mm 車両重量:96kg
●最小回転半径:1.9m
●エンジン種類:空冷4ストロークOHC 単気筒
●総排気量:49cc
●最高出力:3.7ps/7500rpm
●最大トルク0.39kgf・m/5500rpm
●燃費:105.0km/L(定地燃費値)
<初期のカブ、今乗るとどうなの?>
▼1955年製「F型カブ」
法規では50ccバイクを「原動機付き自転車」と定めるが、これぞその起源。自転車とバイクのハイブリッドだ。
▼1958年製「初代スーパーカブ」
旧車然とした乗り心地を予想したが、見事裏切ってくれた。スイスイ走り、今でも街を軽快に流せる高性能に驚く。
▼1960年製「C110」
若者に人気を誇った「スポーツカブ」は、元祖レーサーレプリカ。専用フレームの軽い車体を活かして動きは俊敏。
▼1962年製「C240」
ホイールを2インチ小径にし、足着き良好。ポートカブと呼ばれ、世界中の港へ輸出された。小柄でより手軽だ。
▼1964年製「CT200」
通称“ハンターカブ”は、いつでも銃を構えて獲物を狙えるようブレーキレバーをハンドル左右に装備。登板力も驚異的。
本記事の内容はGoodsPress11月号22-25ページに掲載されています
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(文/青木タカオ)