革新的なニッポンの文具17選[切る&貼る&測る編]【ニッポン発の傑作モノ】

■カッター

オルファ
「スピードハイパーAL型」(799円)

▲握った時に滑らず力を掛けやすいデザインの大型タイプ。標準でスピードブレード刃を装着

 

オルファ
「万能M厚型」(475円)

▲刃厚0.45mmのM厚型刃を装着。大型刃の頑丈さと小型刃の扱いやすさとを兼ね備える

 

【きだてさんのオススメポイント】

ダンボールを使った工作で切れ味を存分に発揮します

オルファの「スピードハイパーAL型」と、その替刃にも用意されている「スピードブレード(大)」が一押しです。鋭角に研がれた黒刃にさらにフッ素コーティングを施してあり、切れ味は最強。例えばAmazonのダンボールぐらいならコピー用紙を切る感覚でなめらかにカットできます。オルファの「万能M厚型」は小型刃の扱いやすさと大型刃の頑強さを備えた、文字通りの万能刃。分厚いダンボールにも刃がたわむことなくザクザクと切り込んでいけます。

 

金高刃物老舗
「鉛筆削り専用刃物D」(5800円)

▲硬い鉛筆の芯にも耐える鋼(白紙1号)と軟鉄で火造りした刃物。最高の切れ味と耐久性を実現

 

山﨑さんのオススメポイント

切れ味が良いだけでなく、そのままの切れ味が長く続く!

金高刃物老舗の「鉛筆削り専用刃物D」は、創業260年のまさしく老舗の刃物屋によるものです。サラサラ~と抵抗を感じずに鉛筆が削れて、最初は驚きました。硬い鋼と軟らかい鉄を何度も鍛えているからこその切れ味でしょうね。刃が露出している方が、安全に使おうという気持ちになります。ただ、湿気や手の汗が苦手なので、使い終わったらよく拭き取る必要があります。面倒がらずに手入れをすれば、一生使えますよ。

 

■定規

+d
「アーチルーラー」(540円)

▲ちょっと曲がった定規。線を引く時には押さえて引く。ブルー、オレンジなど全4色

 

Cohana
「真ちゅうの竹尺」(15cm/3564円 30cm/4644円)

▲竹尺の雰囲気をそのまま真ちゅうで再現。これならカッターで削ってしまう心配もない

 

山﨑さんのオススメポイント

昔懐かしい、こういう感じの定規がずっと欲しかった

短い定規は便利ですが、机の上で失踪することが多いですよね? ちょっと曲がった定規、+dの「アーチルーラー」なら、書類の下に隠れていても見つけやすく取り上げやすい。中央の膨らみを軽く押さえてあげれば、まっすぐな線が引けます。所有欲を満足させてくれる定規であればコハナの「真ちゅうの竹尺」がオススメです。一見すると昔懐かしい竹尺ですが、触ってみると真ちゅうだと分かります。真ちゅうの経年変化を楽しみながら長く使いたい一品ですね。

 

デザインフィル カンパニー
「厚みを測れる定規」(388円)

▲120mmまでの立体物の厚みを測れるアクリル製の定規。0.1mm単位で正確に測れる

 

山﨑さんのオススメポイント

ノギスのようにモノの厚みが測れて便利

ミドリの厚みを測れる定規は、色んな物の厚みも測れる定規です。仕事柄、ペン軸の直径や消しゴムの厚みを測ることも多いのですが、これを筆箱に1本放り込んでおくと重宝します。もちろん普通に定規としても使えますよ。

 

モチモノ
「ピタットルーラー」(15cm/648円 30cm/1296円)

▲上からソッと押さえるだけで紙面に固定される定規。線を引くにも、カッターで切るのにも最適!

 

【菅さんのオススメポイント】

手を添えればピタッと止まりズレません

プラスチック製の定規で困ることの一つが、滑りやすく線がまっすぐに引けないこと。もう一つが、カッターを使う時に定規自体を削ってしまうこと。前者は、もはや定規としての用をなしていませんし、後者も形が変形して意味をなさなくなります。これらの問題を同時に解決するのがモチモノの「ピタットルーラー」です。使う時に定規中央の膨らみを押さえると、紙にピタッと固定されます。また片方はアクリル、もう一方はアルミ定規なので、用途によって使い分けやすいです。

【次ページ】革新的なハサミ、のり、ケース、テープ

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