■常に先見の明を持っていたシチズンの革新的ウォッチ
1924(大正13)年
シチズン懐中時計第1号
1975(昭和50)年
世界初年差±3秒以内の高精度クオーツ
1976(昭和51)年
世界初のアナログ光発電式腕時計
1993(平成5)年
世界初多局受信型電波時計
2011(平成23)年
世界初サテライトシステム搭載
2016(平成28)年
世界最薄光発電エコ・ドライブ腕時計
2018(平成30)年
世界初年差±1.0秒ムーブメント(プロトタイプ)
■挑戦を止めないシチズン
シチズン時計は、1918年創業の尚工舎時計研究所を前身とし、今年で創業100周年を迎えた。その足跡は、まさに腕時計の技術革新の歴史と重なるものだ。'52年にカレンダー付きモデルを国内で初めて発売し、腕時計の実用性を高めると、60年代以降は電子技術などを積極的に採用。
'66年には電池を動力源とした国産初の電子腕時計を発売した。70年代に入ると高精度クオーツモデルや、世界で初めてのアナログ式太陽電池時計で、その技術力を世に知らしめていく。90年代にさらなる精度を求めて着手した電波時計は、2000年代に衛星電波受信へと進化。時代を先取りする商品展開の動きも見せてきた。
そんな歴史を象徴するのが100周年モデル。企画担当の御園昭二さんは全体のコンセプトを「常に前進する姿勢を象徴するもの」と話す。第1弾は新しい100年に向けた「はじまりの時」を表現した。第2弾は「光が時に変わる瞬間」をテーマに、世界で展開していく。
「呼吸のように光を吸収して時を吐き出すイメージを、ブラックとゴールドの組み合わせで表現しました。デザインだけでなく、独自の表面処理技術や素材による他にはない質感にも注目して欲しいです」
機能面でも“光発電エコ・ドライブ”や最新のGPS衛星電波ムーブメントといった独自技術を惜しみなく投入する。伝統、技術、デザイン…そのすべてが凝縮した記念モデル。そこからは挑戦を止めないシチズンの確たる意志が感じ取れるだろう。
シチズン時計営業統括本部
シチズンブランド企画営業部商品企画課
課長御園昭二さん